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第1章第77話
暁side
ふふふ、大和萌えてくれた。
2人で部屋に戻ると
ソファに座り大和が後ろから
抱きしめてくれる。
僕は大和の脚の間に座り
電源を落としていた
スマホを起動させる。
「あ、俺サイレントにしてたわ」
そう言って大和がスマホを見て声を上げた。
「なんじゃこりゃ」
「どうしたの?」
「知らない番号からめっちゃ着信来てる」
知らない番号?僕は間に挟まったまま
大和のスマホを覗くと
確かに鬼のように着信履歴が並ぶが……。
この番号……。
「それ颯真の番号だよ、あ……僕にも
凄いかけてきてる……」
「何で俺の番号…………」
「多分マネージャーだし
司から訊いたんだと思うけど」
だからってかけ過ぎなんだよ……。
大和はブツブツ
言いながらムッとしてる。
それもまた可愛いな。
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