80 / 214
第1章第80話
大和side
キッチンに立つ姿は生唾もの。
襲いたくなる衝動を
抑えつつお茶をゴクリ。
暫くするといい匂いが漂う。
あ、暁の手料理を
こんなに早く食べれるとは。
なんて幸せ~。
颯真の事は面白くないが
今は暁との時間を楽しもう。
「出来たよ~」
暁のご機嫌な声が可愛い。
料理をテーブルに運んでくると
温野菜を添えたハンバーグ。
大根おろしが乗ってるって事は
和風ハンバーグだ。
それから野菜たっぷりの
スープにサラダまで。
「う、旨そう」
「ちょっと野菜多くなってごめんね?
身体にはいいから食べてね」
野菜多め全然OK!俺は正座して暁を見、
ニコっと微笑んだ。
「ふふ……さ、食べて?」
「いただきます」
俺は手を合わせてからハンバーグを
口に運ぶとめっちゃくちゃ旨い。
「う、うま」
「へへ良かった」
暁は俺の前に座ると、いただきますと
言って食べ始めた。
「うん上出来」
なんて言ったりして
俺の恋人は人気モデルで美人さん。
しかもこんなに手料理が上手くてエッチ。
やべー幸せ過ぎて死んじゃいそう。
ともだちにシェアしよう!