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第1章第86話

大和side 俺は暁が帰ってからも部屋をウロウロ。 体大丈夫かな…… 辛そうだったし。 やり過ぎたかな……。 初めてだったのに……。 明日仕事大丈夫かな? そんな事ばっか考えて落ち着かない。 「くそ、連絡してみよう」 と、スマホで暁に電話をしてみると 何故か俺の部屋から着信音。 「え……まさか」 鳴らしながら部屋を探すと、 ソファのとこから 暁のスマホが出てきて電話を切った。 「忘れ物……てか、ないと困るだろ……」 あ、どうしよう…… 俺暁の自宅知らない。 スマホここだし、連絡取れないじゃん。 暫く考え、広瀬さんまだ一緒にいるかな? とりあえず連絡をしてみるが 電話が繋がらない。 「くそ出ない、逢坂に掛けたくないしな…… でも……仕事の連絡しろって言われてるし」 散々悩んで俺は 事務所に顔を出す事にした。 電話すれば済む事だけど…… あの逢坂の事だ 素直に住所を教えるとは思えない。 そんな理由で俺は支度して 事務所へと向った。

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