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おまけSS,颯真×司オフィス1

司side 会議が終わり俺はオフィスの一室で 会議の資料に目を通しつつ タブレットと手帳で暁の スケジュール確認に追われていた。 ガチャリとノックもせずに ズカズカ入って来たのは 言うまでもなく颯真。 「お疲れ~」 相変わらず軽い。 「あぁ、お疲れ」 俺が素っ気なく答えると 颯真は面白くなさげに鍵を閉めた。 「何してる?」 鍵を閉めたのは気になったが 俺は話題に出す事なく答えた。 「会議の資料と暁のスケジュール管理」 いつの間にやら颯真は俺の背後に周り 俺の手からタブレットを横取り。 「暁こんな仕事入ってんのか? いつの間に……」 「最近雑誌からのオファーが 引切り無しなんだよ、 それでも削ってんだ」 「大変だな──── まあ忙しいから会えないわけだよな」 スルッと長い指が俺の首元に触れ ネクタイをあっという間に取られてしまう。 「ちょ────なにすんだよ」 慌てる俺を他所に涼しい顔で 座っている椅子を くるりと回しニヤリとされた。

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