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第1章第110話
俺は暁が作ってくれた
朝ごはんを完食し綺麗に片付ける。
リビングを見渡し
その広さに改めて驚く。
「寝室も広かったしな」
トイレと風呂も覗いてみたが
広いし清潔感半端ない。
別の部屋がまだ2つ。
チョロっと覗くと、
一室はベッドがあったから
もしかしたらお客さんとか
広瀬さんがたまに使う部屋かも?
なんてもう一部屋行くと
大きな本棚に難しい本やら
雑誌、DVDやら色々置いてある
「すげーな3部屋だから
3LDKかな?1人で過ごしてんのか」
寝室に戻ると
さっきは気づかなったけど
扉があるのを発見。
「なんだろ────」
興味本位で開けると
3畳ぐらいの部屋に衣類がビッシリ。
「もしかしてクローゼット?」
衣装部屋なんて
洒落たもん知らねーし
あまりに豪華で
開いた口が塞がらない。
結局帰ってくるのか
連絡しても繋がらず
忙しいのだろうと
その日はメールして帰宅した。
帰宅しても俺は貰った
キーを見ながらニヤつく。
だけど────
それから暁に会えたのは
逢坂の誕生日が過ぎて
3日目の事だった。
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