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第1章第137話

暁が苦手とするカメラマンの事、 でもやっぱり広瀬さんは分かっていた。 「やっぱりそう、分かった こちらも対処してみるよ、 話してくれて有難う、 俺には言ってくれないから」 暁は何故広瀬さんに 話さいのか?訪ねてみる。 「暁は俺に迷惑掛けたくないんだよ、 時間費やしているの分かってるから、 そんなのマネージャーの 俺からしてみれば当たり前なのに」 やっぱり広瀬さんは凄い。 きっと俺なんかより暁を分かってる。 だからこそ俺はこの人を信頼できる。 「それは大和君もだよ?」 「へ?」 いきなりの台詞に 俺は思わず声を上げる。 「逢坂……厳しいし 好きじゃないでしょ?」 事実だけに何も言えない。 「だけど、あー見えて頼れるよ、 ここだけの話、あいつは頼んでも 担当する性格じゃないし、 あー見えてマネージャーとしては 人気なんだよ?だから大和君を 担当するって言われた時は 俺は安心したんだ」 どう言う意味なのか? 俺の頭は混乱する。 「要するに、逢坂は素質ない人間は 絶対担当しない、だから自信持って? それと一度受けたら全力でサポートする 性格だから、態度は悪いけど心配ないよ」 俺には信じれなかったけど 広瀬さんが嘘を言うとも思えない。 それに今こうして 暁の看病が出来ているのは 逢坂が気を回しての事らしい。 意外、でも広瀬さんの恋人 と考えるとなんだかしっくり来た。 「これから大和君が仕事増えれば 暁との事は大変になるけど 俺達がサポートするから、 信じて欲しい…… ただ大和君にも覚悟して欲しい、 何が遭っても暁の味方でいてやって」 当たり前だ。俺は絶対離したりしない。 俺は気合い十分に返事をし 最後にこう言われた。 「それからその広瀬さんってやめない? 暁も呼び捨てだし」 俺は少々戸惑ったけど 「じゃあ……司さん」 俺の声に電話越しでも 分かる優しい微笑み。 「構わないよ、まだスケジュール 決まってないから 本人にはまた連絡入れる、 それまで暁を頼むね」 「はい」 俺達はじゃあと言って電話を切った。 やっぱり広瀬……いや、司さんは 大人だ。逢坂もそうなのかな? 俺はそんな事を考えながら スヤスヤ眠る暁の隣へ戻った。

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