もう既に濡れたそこは 指を滑らせるだけでクチュリと いやらしい音をたてた。 「んっ…ぁ」 　指を動かす度、暁の身体はビクビクと震え 覆った手から微かに漏れ出る声が 俺をゾクゾクさせる。 　駄目だ。今日は優しく出来ないかもしれない。 俺は指では足りず、下腹部に下り 躊躇することなく口内へと含んだ。 「んっ……ぁんん」 　鈴口から根元へと舌を絡め わざと音をたてて吸い上げる。 暁は俺の髪をくしゃっとしながら 身体を震わせ、鈴口を舌先で攻めれば蜜は溢れ 暁は身体を捩じらせた。 「んっ……イっ……ちゃ」 　やっぱり今日はいつもより敏感だ。 まだそんなに攻めている訳でもないのに 限界を告げる。でも今日は……。 「まだイっちゃだめ」 　俺は意地悪く含んでいたペニスを出すと、 ローションを取り出して、 まだ解していない秘部にたっぷりと流す。 「あっ……冷たい」 　暁の綺麗な目はなんで？ そんな目をしている。 でも俺にも余裕がない。 既に硬く反り立つ自分をズボンから 引き出し、ローションで濡らしたそこに 俺は躊躇わずあてがった。 「あっ……やま……とっ」 　グッと暁の内部に押し入ると 目の前の顔は苦痛に歪んだ。 　ごめん……。 　ゆっくりと奥まで進めて 暁の顔が柔らくなるまで俺はじっと待つ。 　その間も内部はヒクつき 俺を何度も締め付けてくる。 油断するとなにもしないでイっちまう。 　暁は苦しそうに何度か息を吐き 身体の力を抜き始めると歪んだ表情は だんだん和らいでいった。 「暁……」 　俺は暁の身体に覆い被さると ゆっくりと律動を始める。 「あっ……んん……ぁぁ」 　両足を抱え奥に突き上げれば 苦しげだった暁の声も変化し 甘ったるいそれに変わった。 　俺は声の変化を確かめると 緩やかな動きから徐々に激しさを増した。 　闇に浮かぶ白い肌は 薄っすらと紅く染まり 綺麗な顔は妙に色っぽい。 俺は自分が先に限界を告げないように 暁の弱点を突き上げ始めた。