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第2章第23話

待ち合わせた大和は 女装のままの僕に ビックリした顔をする。 車中でもソワソワ 落ち着かない様子で 僕はそんな大和に 身体が疼いた。 マンションの駐車場で 司と別れると 部屋へと足早に向かう。 「あ、暁っ……」 戸惑う大和を他所に 僕は玄関に入ると 迷わず胸に飛び込んで 唇を重ねた。 「んっ……」 鼻にかかった声。 僕の芯が熱くなる。 重ねた唇を離すと 互いの呼吸は既に熱を持ち 僅かに早くなっている。 「あ……き」 僕の瞳は自然と潤み 大和を誘う。 ゴクリと大和の喉が鳴った瞬間、 僕は軽々抱き抱えられると 荷物をその場に残して ベッドに流れ込んだ。

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