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第2章第31話

僕の反応に大和は 口角を上げ、そのまま 激しく唇を奪うと 内部を激しく突き始める。 「んぅん……ぁん……んっん」 大和はキスをしたまま 体勢を変え僕をゆっくりと ベッドに横たえた。 いつもなら気遣う余裕が ある大和なのに、 今日は全くないまま激しく抽送。 爆発寸前の僕は 大和の手で止められたまま イくにイけない。 「んっん……ァ……んっ……ふっ」 一体今日はどうしたの? いつもと違う大和はお構いなしに、 口内を舌で犯し、 後孔は熱い塊が 内壁を擦りあげ、 僕の開いた脚はガクガクと 震え全身に電流が走る。 「んぅん……はぁっ……んっ……ぁあ」 「暁……んっ……暁……」 ようやく離された唇は 僕の耳元を掠め、熱い吐息と 共に何度も名前を呼ばれる。 「ひゃ……ぁあああ……やま……んっ…… あ、壊れ……ちゃ……う……んっぁ」 僕の訴えは、彼がくれる 快楽に喘ぎとなり、 全身は痙攣を起こす。 「愛してる……あ……き」 甘い言葉……。 いつも以上に激しく 求められ激しく打ち突かれた 僕は、目を見開いて啼いた。 「あんっ……ひゃ……ァ……ぁあああ…… もぅ……ぁあああ……らめっ……ぁあ」 「あきっ……くっ」 大和の動きにベッドは激しく軋み、 いやらしい音が部屋中に響くと 僕の目の前は真っ白になった。 遠くなる意識の向こうでようやく 握られたペニスが解放されたのに 気づくと、僕は絶頂を迎え 悲鳴にも似たような声をあげた。 「あっ……ぁあああああ…… 出るっ……ぁっあああああ……」 瞬間、勢いよく僕は白濁を 飛ばすと同時に大和の熱を 感じて、そのまま意識を手放した。

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