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第1章第16話

ズボン越しに硬くなった それを指でなぞる。 「ん……っ」 ヤバイいつもより敏感だ。 我慢出来ずベルトを外しズボンを脱ぐと 既に先端は濡れていた。 「ぁ………………っぁん」 昨日の夢を頭に描き僅かに残る AKIの感触を辿る。 手が上下する度水音が耳をつき 先端を指の腹で擦ると ビクンと身体が跳ねる。 「ぁん…………あき、あ……き」 抱きたい……。触れたい…………。 頭の中がAKIでいっぱいになると ペニスを扱く手は自然と早まる。 「あん……ぁっあ……あ……き」 何度も何度も愛し名を呼ぶ。 「あっ……ッん……はっあん」 早めた手の動きに 覚えのある感覚が近づく。 裏筋と先端を擦りあげると 身体にピリピリとした電流が走り 「あっ……ッ……あ……イくっ」 その瞬間、ドピュッと手の中に吐精した。 手を翳すと白濁がべっとりついている。 「……はぁ……やべ……いつもり早……」 折角AKIに触れた手を 自分で汚したら意味無いな。 重怠い身体を起こし処理する。 「風呂……朝起きたら入るか……」 今日はなんだか夢心地だ。 早くAKIに会いたい────。 俺はAKIの笑顔を 浮かべそのまま目を閉じた。 「また会えるのを楽しみにしています」 その言葉だけで幸せになる。 男でもいい────。 お前に会いたい────AKI。

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