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第1章第40話

大和side 昨日のあれは何だったんだろ? 学校の屋上で大の字に寝そべり 良く晴れた空を仰ぐ。 あれから帰宅して 自分なりに考えてみたが どうしても分からない。 やっぱりからかわれていると しか思えない……。 「はぁ……」 溜息を吐いた瞬間 ポケットからメールの着信音が鳴る。 俺はスマホを取り出すと 差出人が暁と記されている。 「!」 俺はガバッと起き上がり慌ててSNSを開く。 「今学校かな?僕も今日は 久しぶりに学校でお昼休みなの」 何気ない内容だが暁から連絡が来た。 俺の心臓は僅かに 高鳴りメールを打つ手が震える。 「俺も昼休み……」 そう返事を返すと直ぐに既読が付いた。 すると、突然着信音が鳴り 俺は思わずスマホを落としかけて なんとかキャッチ!慌てて電話に出た。 「もしもし?大和?ごめんね、 メールより電話のが 早いと思ってかけちゃった」 「あ、いや大丈夫……」 うわ、暁の声が近い。 あ、当たり前か電話だし。 「昨日はごめんね、あの後遅くまで 仕事で連絡出来なくて」 「そ、そんな気にしないで」 本当は内心嬉しかった。 僅かでも俺を気に してくれているのだと感じたから。

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