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セーラー服緊縛編 2★

縛られた僕の体をしばらく眺めていた先輩は、やがてようやく満足したようだ。 「よし、続きやるぞ」 「はい」 先輩の言葉に僕もうなずき、改めて中断していた再現が始まった。 「なんだ、お前、縛られて感じてるのか。  これじゃあ、お仕置きにならないな」 「ごめんなさい……」 「仕方ないから、もっと別のお仕置きしてやるよ」 そう言うと先輩は、横方向にゴム紐が1本かけてある僕の乳首に手を伸ばした。 ちなみにマンガではこの後、ビニールロープのより合わせを乳首の部分だけほどいて、そこに乳首を挟んでくびり出すという、実際にビニールロープを使っても再現出来そうにない状態で縛られた乳首をいじられるシーンが展開してた。 ゴム紐で乳首をくびり出すことは出来なかったので、このまま乳首を触られるだけかなと僕は考える。 けれども先輩は、なんと乳首にくるんとゴム紐を巻いてくびり出させ、ゴム紐が外れないように乳首の先っぽに指の腹をあてて押さえるという暴挙に出た。 「…あんっ……」 そのままの状態で先輩にきゅっとゴム紐を引っ張られ、僕は思わず声をあげる。 ゴム紐で締め付けられるのも、先輩の指に先っぽを押さえられているのも、どっちも感じる。 それだけでなく、ゴム紐を巻かれてない方の乳首の方も、先輩がゴム紐を引っ張るたびにちょっとだけ擦れてしまい、その中途半端な刺激がまた、たまらなくもどかしくて感じてしまう。 「えっ……」 僕がもどかしく思っていることに気付いたのか、先輩はあいている方の乳首を口に含み、口の中でゴム紐と一緒に舌ではじいてきた。 そんなシーンはマンガにありません!と言いたいところだが、先輩に乳首をいじられることがすっかりクセになってしまっている僕には、そんな余裕などない。 僕が乳首の刺激だけで息も絶え絶えになっていると、先輩は乳首から手と口を離して僕の下半身へと移動した。 ここはマンガでは縛られたままのナニをいじられながら後ろをほぐすところなのだが、先輩は普通にナニをいじるのではなく、ナニを縛っているゴム紐を引っ張ってきた。 伸び縮みするゴム紐だからと思って、先輩の引っ張り方は容赦が無い。 確かに痛いというほどではないからいいのだが、きゅっきゅっと繰り返し引っ張られてはたまらない。 おまけに先輩はひっぱったゴム紐から手を離して、僕のナニにパチンと軽く当ててきて、僕はたまらず声を上げる。 「先輩……お願い……もう入れて……」 僕はもう、自らの口で恥ずかしいお願いをするしかない状態になってしまったのだが、それもマンガのセリフだと思えばまだ救われる。 「いいぜ。  けどお仕置きだから祐人が上になれよ」 「は、はい」 マンガ通りにそう返事をしたものの、手首を縛られたままでは自力で起き上がることも出来ず、先輩の手を借りて、どうにか裸になった先輩の上に騎乗位の体勢になった。 「んっ……あれっ…」 そのまま自分の後ろの穴に先輩のモノを入れようとしたが、上にしゃがんだだけでは先輩のアレの先っぽはつるっと逃げてしまって、うまく入れられない。 「ちょっと待ってろよ……。  よし、そのまま腰落とせ。  ゆっくりでいいからな」 マンガのシーンにはないところだが、先輩の手で先っぽを僕の穴に入れてもらい、なんとか先輩のモノを僕の中に収めることが出来た。 「んっ……はあっ…」 そうして僕は先輩の上で腰を振り始めたのだが、初心者の僕は手を縛られた状態ではなんとか上下に動くのが精一杯で、自分で快感を得ることも、先輩に快感を与えることも出来なかった。 それに局部だけが先輩と繋がっていて、他のところで先輩の体温を感じることが出来ないという状態はなんだか空しくて、僕は次のセリフに至った『祐人』の気持ちがよく分かる気がした。 「先輩……、これ、ほどいてください」 「だーめ。  お仕置きだって言っただろ?」 「おねがい……、手首だけでもいいから……。  先輩に触りたい……」 「……しょうがないな。  じゃあ、手首だけな」 そう言うと先輩は繋がったまま上体を起こして、傍らに置いてあったハサミで僕の手首のビニールロープを切ってくれた。 「触りたかったんだろ。  いいぜ、触れよ」 「先輩っ……!」 先輩のセリフを待ちかねたように、僕は先輩にぎゅっと抱きついた。 そんな僕を先輩の方も抱きしめてくれ、愛おしそうに背中を撫でてくれる。 マンガの再現を意識するまでもなく、気付くと二人の唇は自然と重なっていた。 深い口づけを交わしつつ、僕たちは互いに腰を使い始める。 騎乗位だけでなく座位もまた僕は初めてだったのだが、互いに動きが制限されるものの、先輩との密着度が高いこの体位が一番好きかもしれないと思う。 直接的な刺激はこれまでの再現に比べて少なかったものの、ゴム紐で緊縛された上にセーラー服という異常な状態と、精神的な満足感のおかげもあって、やがて僕は達した。 その時に僕の中の先輩をうまく締め付けられたらしく、先輩もすぐにイッてくれた。 くったりと先輩の肩にもたれかかっていた僕を支え起こし、先輩が正面から僕の顔を見据える。 「やっぱり祐人が一番かわいいな」 先輩のそのセリフが再現終了の合図となった。 「お疲れ。  高橋、抜けるか?」 「あっ、はい」 先輩にうながされ、僕は名残惜しく思いながらも、腰を浮かせて自分の中から先輩のモノを抜いた。 「しっかし、思いっきり汚したなぁ。  すぐ洗うから、そのセーラー服脱いでくれ」 「あっ、すいません。  僕洗いますから」 自分があんなもので汚してしまったセーラー服を先輩に洗ってもらうなんて、いったいどんな羞恥プレイなんだ。 そう思って僕は自分で洗うと申し出たのだが、先輩はそうはさせてくれなかった。 「気にすんなよ。  お前疲れてるだろ。  あ、そのゴム紐も洗うからはずせよ。  上は俺がほどいてやるから」 「えっ、まさかこのゴム紐もまた使うんですか?」 セーラー服の方は安くはないだろうし、先輩はどうやらコスプレものが好きらしいからまた使うかもしれないけど、まさかゴム紐緊縛の方もまたされるんだろうか。 「んー、使うかどうかは分からないけど、一応な。  まあ、再現には使えなくても、普通にゴム紐としては使えるし」 「えっ……」 そ、それこそいったいどういう羞恥プレイなんですか! やめてください、僕のアレな汁が染みこんだゴム紐を先輩のパジャマのズボンのゴムに使ったりするのは! 仮にも先輩にそういうツッコミをしていいものか僕がためらっているうちに、先輩は僕が脱いだセーラー服とはずしたゴム紐を持って行ってしまった。 せめてそのまま洗濯機に放り込んでくれればと思ったが、几帳面な先輩がそんなことをするはずもなく、風呂場で手洗いをしているような水音がしている。 「し、しまった……」 先々の羞恥プレイのことを心配するあまり、すぐそこに迫っていた羞恥プレイを回避することを忘れていた僕は、とりあえず手っ取り早く今現在行われている羞恥プレイから逃れるために、タオルケットをかぶって耳をふさいだ。

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