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嫉妬するなんて 6
「丈…もう一度抱いてくれ。もっと優しく」
「あぁ、本当にすまなかった」
「うん…もう大丈夫だよ…でも、いつも冷静な丈にもあんなに激しい面があるんだな」
少し拗ねるようにいたずらっ気に微笑む洋に、ほっとする。
ベッドに腰かけると、洋はそっと私の手首を掴んで、ベッドの中へ誘なう。
参ったな。
「ふふっ暖かい」
私の胸にふわっと顔を埋めてくる様子が可愛い。
柔らかい猫毛の黒髪がふわふわと胸元で揺れて、くすぐったいような幸せな気持ちになってくる。布団の中で、まだ裸のままの洋の躰に手を滑らせて、洋の可愛い乳首をぺろっと舐めてやると、すぐに上ずった声が上がった。
「…あぁっ…」
そのまま乳首を指で押しつぶすように揉んでやると、洋の躰はたちまち震えだし頬が赤く上気してくる。小さな突起が張りつめ硬さを持ち出し、同時に熱も帯びてくると一層そそられる。
ジュッっと吸い込む様に口に含み…舌で転がしてやる。
「んっ…あぁ」
指でキュッと摘んで、少し引っ張って刺激を増していく。
「洋…感じてるな」
「じょ…丈が変な風に触るからだ…やめろ…」
甘い吐息を感じたくて、可愛く文句を言うその口を塞ぐ。
手は腰回りに移動させ、優しく揉んでやる。
「ああっ…」
ほっそりとした肢体の洋はまるで女のように柔らかくはないが凛とした美しさを持っている。そのラインを確認するかのようの躰の線に沿って、手を滑らせていく。
太腿に手を這わせ、張りつめたものの先端をそっと指で触れてみる。
洋のものからとろりとしたものが溢れだしトロトロになっている。
その液体を掬い取り、洋の蕾にあてがい、指をそっと優しくいれていく。
そのまま指で感じるところを刺激してやると洋の腰がビクビクと震え出す。
「んっ…そこ気持ちいいっ」
こうやって段々と快楽の波に引き込まれていく。
洋の細い腰を抱き寄せ、私の躰にぴったりと合わせると洋のものがあたってくる。
それをこすりつけるように腰を動かすと、洋は溜まらなく気持ちよさそうな表情を見せてくれる。
「ううっ…もう我慢できない!」
「いいよ。いって…」
「はぅっ…丈も…一緒に」
「ああ…いれてもいいか?」
「んっ…いちいち…聞くな」
顔を更に赤らめ横を向く洋の頬をそっと撫でてやる。
「っふ…まだそんなこと言えるのか?余裕あるな」
充分解かした洋の蕾にあてがって…一気に躰を沈める。
「うっ…ああ…」
充分に濡れて滑りが良くなっているせいで、どんどん吸い込まれていく。
私の腕の中で色づき乱れていく洋を見ているだけで、それだけですぐにでもイケる。
本当に可愛い…君の感じる姿が綺麗で目が離せないな。
こんな姿を見られるなんて…幸せだ。
ずっと探していた
待っていた
心を癒してあげたい
治療してあげたい人
護りたい人
大切にしたい人
想い合いたい人
洋を抱く度に強く強く感じる。
こんな人と巡り合うのを待っていた。
そう確信できるよ。
私たちは間違っていない。
例え世間的にはタブーだとしても、そう思えるのは何故だろう
解かなくてはいけない謎のようなものを感じながら、今日も洋を抱く。
「くっ」
短く詰めた息を口から吐くと同時に、私のものもはじけた。
こうやって今日も洋の冷え切った躰の中を、私が温めていく。
何故だか使命とも感じる、私たちの営み。
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