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つづき

「はいどうぞ」 「嬉しいなあ」  店は定休日だけど、サトルはお仕事真っ最中。営業さんなので、あいさつ回りとか適当なことを言って抜けてきたらしい。さっそくパクパク食べ始める。 「うまい!いつ食べても旨い!」 「まあ、いちおうセンセイですから、今日は」 「ホワイトボードあったほうがいいとおもわない? 手順とかレシピとか書いておけば聞き逃しても大丈夫だしね」 「そんなら、プリントにして配ればいいんじゃない?」 「ダメ!」 「なんでえ?」 「勉強ってのは自分で書かないといけないの。人から与えられたものは身につくまで時間がよけいにかかる。今日だってさ、メモをとっている人やらスマホに打ち込んでいる人が居る横で何もしていない人がやっぱりいるんだよ。 何もしていない人は、プリントを捨てるよ?そんな労力もったいない。 俺ならノート1冊用意して毎回書き込んで、そのノートをレシピ帳として大事にするけどね。 ホワイトボードいくらするんだろ。会社戻ったらカタログ見てみるよ。会社から発注かければ6掛けで入れることができるし。あと感想も最後に言ってもらおうよ。今後の参考にしたい」  はい……サトルさんは食べながらも頭がバリバリ回転するのですね! 「まだ衛には言っていないんだけど」  マ、マモリ?なに、そのさらっと言っちゃってます感1000%の。またステップアップしちゃったわけ?二人の絆はより強固に?飯塚も名前呼びなわけ?  あれ、こないだ言ってた?本は読まないけど漫画読むとか何とかの時「理」って呼んでたかな……おわ~覚えてない!皆さん覚えてる?理~とか言ってた? 「え、ええと、何を内緒にしているの?」 「SABUROの人気シェフ二人による番組内のコーナー。局に売り込みしようと充さんと計画中」 「はあ?」 「やっぱりねメディアに乗せるってのは必要不可欠なんだよね。でも金払って宣伝広告とかリスキーだし。 幸い充さん局のプロデューサーに知り合がいるから利用しない手はないだろ? 俺ね、あのおばさんが長いことやってるのあるだろ「どさんこワイド」 あの雑さ加減と盛り付けの汚さ、しょぼい料理にウンザリしてる。絶対ミネと衛のほうが人気が出る!」  衛に充さんにテレビ?テレビィィィィ!!!??? 「ま、この話はおいおいするから。パスタ作り終わったみたいだよ。美味しいうちに食べてもらおうよ」  俺はフラフラしながら、生徒さんの前に戻りました。 「魔法使い充」だけで充分だというのに!デキるホールスタッフ、POP作り名人サトルさんだと思っていた俺が甘かった!  魔法使いの次は諸葛孔明がきちまったって感じですよ。サトルのこと読み間違ったの俺だけ?皆さん知ってた?  テレビ?その交渉、ぜひ失敗に終わってください!おねがいします!テレビに映る俺とか見たくないでしょ?ね、みたくないよね?  見たくないといってくれぃぃぃぃ!!!

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