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第10話

担任が教室を出る前に話しかける。 担任『瀬古ー、お前図書室に教科書類取りにいけよ。』 それだけ言って出ていった。 その様子を見ていると、先生を見ていた瀬古の目が俺に向いた。 え、なんで俺を見るの?! 席を立った瀬古は俺の前まで来て見下ろしてきた。 威圧感やば…。 春臣『相川、図書室連れてって。』 …まじ? 慎『気をつけてー。』 手をひらひらと振るこいつは能天気だ。 鈴華『…わかった。』 そうして教室を後にした。

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