13 / 130

第12話

春臣『お前ってさ、あだ名好きなの?』 鈴華『へ、なんで?』 春臣『前の席の奴のこともシンシンって呼んでただろ。』 それを聞いて納得する。 鈴華『あー、そうかも。』 春臣『にしてもシンシンはねぇだろ…パンダかよ。』 鈴華『はぁ?!パンダ可愛いじゃん。』 パンダに謝れ!! 春臣『(まじでパンダかよ。)鈴華は目が悪いの?』 鈴華『んー、悪いと思う。』 すると、ふーんと言いながら鈴華に顔を近づけた。 春臣『じゃあ朝、俺の顔見えてなかったのか?』 うわっ、近い…///// 鈴華『う、うんっ…ぼやっとしか……っ?!』 春臣の顔が耳元に近づいて、息がかかる。 春臣『じゃあ見とけ。』 ゾクゾクゾクゾクッ…!!!!///// そして肩に頭を乗せられる。 あーあ、疲れたと怠そうに嘆く春臣。 俺はただただ固まっていた。 …心臓がうるさい。

ともだちにシェアしよう!