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第12話
春臣『お前ってさ、あだ名好きなの?』
鈴華『へ、なんで?』
春臣『前の席の奴のこともシンシンって呼んでただろ。』
それを聞いて納得する。
鈴華『あー、そうかも。』
春臣『にしてもシンシンはねぇだろ…パンダかよ。』
鈴華『はぁ?!パンダ可愛いじゃん。』
パンダに謝れ!!
春臣『(まじでパンダかよ。)鈴華は目が悪いの?』
鈴華『んー、悪いと思う。』
すると、ふーんと言いながら鈴華に顔を近づけた。
春臣『じゃあ朝、俺の顔見えてなかったのか?』
うわっ、近い…/////
鈴華『う、うんっ…ぼやっとしか……っ?!』
春臣の顔が耳元に近づいて、息がかかる。
春臣『じゃあ見とけ。』
ゾクゾクゾクゾクッ…!!!!/////
そして肩に頭を乗せられる。
あーあ、疲れたと怠そうに嘆く春臣。
俺はただただ固まっていた。
…心臓がうるさい。
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