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第13話
それから鼓動を誤魔化すために春臣を引き摺って図書室に取りに行き、教室に帰った。
春臣『ん、さんきゅ。』
お礼を言って自分の席に戻る春臣。
俺はストンと自分の席に座った。
そんな俺を見て、シンシンは一言。
慎『お前、真っ赤だぞ…。』
鈴華『へっ?!』
瞬間的に顔を抑えて机に伏せる。
鈴華『見間違いじゃないかなぁ?!!』
慎『いや、どうしたし!』
鈴華『どうもしてないからっ!!』
そのまま先生が来て、授業が始まってしまった。
え、なんで赤いの?!
なんで心臓がうるさいの?!
…訳が分からない。
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