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第15話

『あれ、相川真っ赤だぞー?!』 『どうしたの?!鈴華、まさか彼女できた?!!!』 『いや、すずなら彼氏だろー!!』 なんだこいつ等…。 そんな感じでワイワイし始める。 すると、俺の机に誰かがバンっと手をついた。 鈴華『臣…?』 そう、春臣が来たのだ。 春臣『お前、恋人が出来たのか?』 相変わらず真顔に見えるが、目が真剣だった。 鈴華『は、はぁ?! そんな訳ないじゃん、信じるなよー…。』 春臣『そうか。』 『でもあんな真っ赤なの初めて見たよ?!』 そんなクラスメイトの何気ない一言で、 春臣はとんでもないことを言い始めた。 春臣『俺なら、鈴華を真っ赤に出来る。』 …… 鈴華『へっ?!!!!何言ってっ…!!』 突然顎クイされて、顔を近づけられる。 その瞬間にクラス中に黄色い悲鳴が湧き上がった。 ようやく状況が理解できた俺は更に真っ赤。 春臣『ほら。』 鈴華『〜~っばかおみっ!!!!!!』 傍にある春臣の胸あたりをぽかぽかと叩く。 春臣『何怒ってんだよ、やめろ。』 先程まで悲鳴をあげていたクラスメイトもそのやり取りに赤面していた。 慎『教室でイチャイチャすんなよー。』 鈴華『るっさい!シンシントイレ!!』 慎『は?トイレ?』 鈴華『いいから行くの!!』 そのまま慎の手を引いてトイレへ向かった。

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