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第55話

穂澄『おまっ、めっちゃ冷えてるじゃん…』 俺の肩を左手で掴んで右手で頬に触れる穂澄。 慎『それよりも穂澄…目の、やり場に困ると言うかなんというか…。』 そう目の前には格好いい胸筋。 少し下を見ると引き締まった腹筋。 その下は…流石に穿いてるけれども!!! こんな格好良いを体見ていられなくて顔を背ける。 穂澄『なに、お前でも俺に照れたりすんの。』 少しニヤついて見下ろしてくる。 慎『だっ、だって穂澄…反則…/////』 絶対、今顔赤い… 固まって動かなくなった俺を笑って、風呂行ってこいと案内される。 バスタオルの場所や、服の場所を教わって穂澄はリビングへと戻っていく。 俺も服を脱いで、鏡で自分の上半身を見るも溜息が出る。 慎『別にぽっちゃりしてる訳でも、汚い訳でもないんだけどな…。』 慎の体は誰が見ても綺麗と言うだろう。 だが昔からどれだけ運動しても筋肉が付かないのだ。 その後は諦めて浴室に入った。

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