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第91話

一段落着いた俺は伸びをする。 鈴華『んーーーっ…だいぶ進んだね。』 春臣『そうだな、授業とか家庭教師とやるより余っ程進む。』 鈴華『今までは家庭教師雇ってたの?』 春臣『あぁ。』 それって、 鈴華『男の人?』 春臣『…クソ女だよ。』 その人と、何かあったのかな。 ズキンっ… そう考えれば考えるほど胸が傷んだ。 鈴華『女の人か。』 春臣『なんて顔してんだよ。』 頭をわしゃっと撫でられる。 鈴華『なっ、どんな顔だよ!』 春臣『嫌だって顔。 それに、気になってしょうがなさそうだし?』 気になっていないといえば嘘になるけど、俺が嫌だと分かっているのにニヤつかれると少しイラッとする。

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