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第92話
鈴華『べっ、別におみが誰と何処でイチャイチャしてようと俺はどうでもいいし…。』
うわー、俺可愛くねぇ。
っ可愛いと思われたいとかじゃないけど…
するとふーんと言って教科書に目を向ける春臣。
…怒らせた?
何時も無表情な為に読み取れない。
春臣『勉強もこのくらいでいいか。』
満足したらしい春臣は教科書を閉じて、こちらを見た。
春臣『ん?』
首を傾げて不思議そうだ。
鈴華『ぇっと、その…ごめん。』
春臣『ははっ、何も気にしてねぇよ。
それに本当そう思ってないことなんて分かるし。』
自分に向けられた笑顔にキュンとした。
鈴華『そっか…良かった。』
胸がホッとしたのも束の間…
春臣『可愛いな、飯にするか。』
すぐにドキドキとうるさくなった。
鈴華『かっ…そのつながりは何?!』
可愛いのとご飯関係ないし!
てか可愛くもない!!////
春臣『何食いたい?』
鈴華『無視?!…んー、美味しいもの?』
春臣『そりゃそうだ。』
鈴華『おみご飯作れるの?』
春臣『それなりにな。』
鈴華『おぉ!オムライス食べたい。』
オムライスな、と頭を撫でてから立ち上がった。
春臣『じゃあ買い物行ってくる。』
鈴華『俺も行く!』
一人で行こうとしてるのに驚く。
春臣『おう。』
こうして2人で買い物に行くことになりました。
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