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第99話

春臣に連れられて、リビングへの扉を開けるとふわりと美味しそうな匂いがして。 足早にテーブルへ行くと、卓上にはトロトロな卵に赤いケチャップがかかっているオムライスが2つ置いてあった。 鈴華『わぁあ!!!美味しそう…!!!!!』 ケチャップで【すずか☆】と書いてある辺りすごく可愛い。 意外すぎて笑ってしまった。 鈴華『ふっ、はは…可愛い!』 するとムスッとする春臣。 春臣『どうすればいいかわかんなかったんだよ、あんま笑うな。』 少し拗ねて、でも照れている春臣がレアでキュンとする。 鈴華『すごく嬉しいよ、ありがとう。』 春臣に微笑むと表情が柔らかくなった。 それからはテーブルに着いて、手を合わせる。 『『いただきます。』』 ワクワクしながら、トロトロな卵にスプーンをいれた。

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