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迷いうさぎはさみしがり-6

「ひゃっ……ん……っン……っン……」 床にあぐらをかいた多岐に背中からもたれた、ねむ。 すっかり剥けたペニスをしごかれて、黒目がちな双眸は隈なく濡れ渡り、過敏にぶるつく唇、首筋までほんのり赤く染まっていた。 ぴくん、ぴくん、揺れる兎耳。 たまに「ぷぅ……ぷぅ……」と洩れる鳴き声が可愛らしくて堪らない。 ねむはすでに一度射精していた。 それでも熱は一向に治まらずに「もっと」と素直におねだりされて、多岐は、ぬるぬるになった性器を甲斐甲斐しく撫で続けてやった。 「みるく……また、いっぱい……でる……」 精液をみるくと言うねむに、正直、興奮が止まらない。 もっとよくしてやりたくて、パーカーのジッパーを全開にし、左右に肌蹴させた。 薄闇に曝した胸も撫でる。 乳首をそっと指の腹でくすぐってみる。 「ん……ン……ちくび……変……おっぱい、むずむず……する……」 おっぱい、か。 俺をどこまで煽る気だ、このうさぎは。 刺激を受けて艶やかに色づき出した乳首を指と指に挟み込まれ、じんわりしごかれて、ねむはビクリと仰け反った。 「あ」 意識が乳首に傾いて愛撫がおざなりになっていたはずの性器が二度目の射精に至った。 「はーーーっはーーーっ……はあっ……つねったり、くすぐられたら、みるく……でた……」 勢いよく迸らせた後、ぷし、ぷし、先っちょから残滓を弾いて、ねむは多岐にくたぁりもたれてきた。 「……みるく、でるとき……からだ、はじけるみたい……おもしろぃ……」 こんなスケベなねむ、誰にも見せたくねーな……。 「なぁ、ねむ。お前もしも最初に降矢に拾われてたら」 「ぷぅ……?」 「降矢にもこうなったのか。うーの発情ってやつに流されて、誰にでも……こんな風になってたか?」 射精の余韻で腰を微痙攣させていたねむは、頭をぐるんさせ、オッサンを容赦なく胸キュンさせる悩殺視線で多岐をじぃぃぃっと見つめてきた。 「ぷぅぷぅ……わからない」 「……わからねーのかよ」 「ぷぅぅ……タキの、手、好き」 「……」 「あの人、よりも。タキの手、いい」 そういやぁ、降矢が連れて帰ろうとしたら手から飛び降りたっけ……。 「タキの、目、好き」 多岐は忙しなく瞬きした。 「タキの、あったかいの、好き……声、好き……ぽけっと、好き……ぜんぶ、好き……」 あんまりにも愛しすぎるうさぎに多岐はキスした。 一方、その頃、降矢宅では。 「やーーーー……っっやです、やだやだっ、やだあ……っっ」 「発情しちゃったるぅたが悪いんだよ……?」
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