80 / 611
おはよう平凡先生-4
「送りますよ」
「処理するから」
「きれいにしてあげる」
満足しきった大人美形sの言葉と差し伸べられた手をなんとか振り払って鈴鳴は帰路につこうとした。
「「「……鈴鳴先生……」」」
校内は消灯となり、外灯の明かり降り注ぐ表玄関にいたのは、毎朝そばにやってくる美形男子sだった。
鈴鳴のことを待っていたらしい。
明らかに普段と様子の違う教師に夜でもきらきらしている三人は目を見張らせた。
いつものように駆け足で近くに寄れば否応なしに漂ってきた彼等の残り香。
「……もしかして有九賀と佐々と冬堂ですか?」
「……先、越された」
「……ショックです、鈴鳴先生」
「うわ……鈴鳴先生のお尻どろどろ」
「満タンみたい」
「奥まで……ぬるぬるしてそう」
暗い空き教室、ひんやりした机にしがみつかされた鈴鳴は生徒達に一斉に散々なお尻を観察されていた。
強引に引っ張って連れてこられた平凡先生。
ヘロヘロだし、相手は現役高校生、しかも若さ溌剌一年生、ろくな抵抗もできずに再び服を脱がされた。
「鈴鳴先生、見かけによらずエッチな人なんですね」
「俺のもはいりそう」
「……ほんとにはいるかな……?」
夜の教室、きらきら美形男子sはあられもないお尻をした平凡先生に青春ムズムズが止まらず、暴走して。
健やかに逞しく起立した生徒キュンで。
「あ……先生のなか……っあったかくてきもちいい……!」
「俺、実は初めてで……はぁっ……先生に童貞捧げられて嬉しい……っ」
「出ちゃう……っ、鈴鳴先生のあったかいお尻で……射精しちゃいます……!」
爽やか制服を乱して放課後えっちにがっつりのめり込む美形男子s。
様々な体位で繰り返しアナルを突かれ、貫かれ、擦り上げられて、ヘロヘロ鈴鳴はそれでも彼らの生徒ペニスをきゅうきゅうきゅんきゅん締めつけた。
……ああ、どうしよう。
明日午前中授業の小テストまだ完成してないよ……。
「「「鈴鳴先生……!!」」」
淫らえっちな放課後はまだまだ終わらない……。
「「「鈴鳴先生とお昼を食べるのは俺達です!」」」
昼休み、鈴鳴は薄暗い顔で情けなく立ち往生していた。
爽やかに張り切る美形男子sと余裕綽々な物腰の大人美形sに挟まれて逃げ場がないのだ。
いやいや、もうおれのこと放っておいてよ。
ていうか皆さんお似合いじゃないですか。
もう教師生徒の垣根なんか越えて美形同士でくっついちゃって、地味平凡なおれのことなんかゴミ屑だとでも思って放置しちゃってくださいよ。
「それなら正々堂々勝負してみますか?」
「結果は目に見えているがな」
「どっちが鈴鳴先生を快楽堕ちさせることができるか、ね」
「「「受けて立ちます!!」」」
「いやいやいや!!!! ない!!!! それ絶対ないですからね!!!!」
end
ともだちにシェアしよう!