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制裁計画ガチで破綻中/友達s×きらモテ男子(でもゲス)

「もう我慢できねぇって、あのゲスチンヤロー」 「結局さ? この間やった合コンの相手? 全員食ったんだろ?」 「は~? マジかよ~。俺、リイナちゃん気に入ったって言ったのに~」 とあるファストフード店にて。 三人の男子高校生が悪ふざけ満載の計画を練っていた。 日頃の鬱憤を晴らすために一人の友達を陥れる計画を。 「恥ずかしい動画撮ってサイトに投稿してやらねぇ?」 両耳にピアスをした短髪の斉藤がコーラを飲みながら提案する。 「それ? マジ最高。斉藤、お前、実は天才?」 ナゲットを齧りながら顎に無精ヒゲを生やした藤川は大袈裟に指を鳴らす。 「いいね~彼女を寝取られた恨み、晴らしましょうや~」 ポテトをぱくつきながらホワイト系に近い金髪の中村は同意する。 三人が標的とする友達はヒカルという名の同級生だった。 ファッション雑誌にスナップ写真を掲載されたり、週一で女子に告白されたりする、顔は超絶イケメンな高校生の王子様。 友達の彼女を平気で寝取ったり、告白してきた相手は全員食ったりする、性格は超絶下衆なエロキング。 三人は顔を見合わせてにやりと笑った。 「ヒカルに今こそ制裁を」 計画その1 まずヒカルに睡眠薬を飲ませる 計画その2 ラブホかカラオケにヒカルを運ぶ 計画その3 ヒカルにバイブを突っ込む 計画その4 動画撮影 計画その5 動画投稿 以上で「ヒカルに今こそ制裁下すぞ計画」終了  計画は「その3」まで何とか順調に進んだ。 最寄りのファストフード店でコーラに睡眠薬を入れ、眠りこけたヒカルをラブホへ運び、目覚めて喚くヒカルにバイブを突っ込むところまでは……。 しかし予想外な事態が起こった。 「あぁぁぁ~っやっやだぁ……っ抜けよ、バカが……っああぁぁあっっ」 広いベッドの上、三人がそれぞれネット経由で購入したブツはとりあえず大いに役立った。 安っぽいSM用の拘束具で素っ裸の体を固定し、無理矢理M字に両足を開かせ、アナルにシリコンバイブを突き刺して。 尻にローションを垂らしてぐいぐいと押し込み、スイッチを入れて上下運動の機能を使用してみると、ヒカルの罵声は途端に嬌声へと変わった。 うるさい振動音にも負けない、普段聞いたことのない、甘く掠れた声へと。 「ぁぁっぁぁぁっいや……っやぁっっぁぁぁ……んっぁ」 ブラウン系のアッシュカラーに染めたばかりの髪を振り乱し、女子に「キラキラしててスゴく可愛い」と好評のキラリン双眸に涙を溜め、瑞々しい唇を唾液で濡らし、ニキビ一つない肌を紅潮させて。 ヒカルは明らかにバイブに感じていた。 萎えていたペニスを勃起させるほどに。 「……」 ベッドの周辺に並んで立つ三人は釘づけになっていた。 動画撮影のことも綺麗さっぱり忘れてよがりまくるヒカルを凝視していた。 「何だ、これ……」 「やばくね?」 「ヒカル、エっロ~……」 あまりの痴態に動揺している三人を涙目で見、ヒカルは、それでも罵声を振り絞った。 「こ……っの、クソヤロ……っぁっぁっぁ……もぉっ……やだ……ぁっひぃんっ」 あられもない格好でアナルに突き立つバイブにペニスをフル勃起させて、涙ぐむ、ヒカル。 膨らみなんかどこにもないまったいらな胸、肢体は当然自分達同様に骨張っている、女の子が持つ柔らかな曲線からは何もかもが程遠い。 それなのに三人もまた勃起していた。 「何か……シたい……」 「……計画変更?」 「まぁ……制裁にはなるよな~」 顔を見合わせた三人は、共に頷き合い、各々自分の制服に迷わず手をかけたのだった。

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