206 / 620
男の幼馴染みがほんとは女なんじゃないかって、でもやっぱ男だって気づかされたんだ-3
「は? そうちゃん、どうしたの? 大丈夫?」
「いや、悪ぃ……そりゃ、ちんこ見せないよな、だってねーんだし」
「……」
「ないもん見せろなんて、強請って悪かったな……っ、由宇麻?」
あほあほ過ぎる幼馴染みの手をとった由宇麻。
とんでもない勘違いを正そうと、その手をブレザー越しに自分のぺったんこな胸へ。
すると宗悟はまっかっかに。
「ば……っなにしてんだよ!」
「……おっぱい、ないでしょ?」
「……Aって、こんなもんじゃねーの?」
巨乳彼女の触り心地しか知らずに、本当に女子の胸を触っているような反応を見せる宗悟に由宇麻はまた絶句した。
ボクは女の子じゃない。
女の子じゃないから、ずっと、秘密にしてるのに。
そうちゃんあほ過ぎるよ、ばか。
「そうちゃん、ボクは男です」
由宇麻は宗悟の手を自分の股間へ導いた。
「ちんこ、あるでしょ?」
掌に伝わった、むにゅっとした、ペニスの感触。
……あ、ですよねー、神様。
……俺、現実逃避ってやつ、してました。
「……わかった?」
ちーくなど不要だったと思わせるくらいにまっかっかになった由宇麻。
男子ぱんつ越しに幼馴染みに恥部を触らせているという行為に自ら及んで、すべすべさらさらした内腿を擦り合わせ、伏し目がちとなって、恥ずかしそうにしている。
かわいい、かわいい。
由宇麻、すっげー、かわいい。
「……おなにー、してんだろ?」
「……してないってば」
「う……うそつけ」
むにゅ!
「あっ……ちょ、そうちゃんっ!」
「してんだろ? 正直に言え、ほら」
むにゅむにゅ!
「や……っやだってばぁ……も……!」
「言え」
「ん……っして、る……っ」
「うそつき。これ、俺にうそついた罰」
身を捩じらせて嫌がる由宇麻を完全に組み敷いた宗悟は強めに股間を揉んだ。
由宇麻の髪がさらに乱れる。
瞳が濡れる。
「や……っそうちゃ……やめて……っ」
「……きもちいいのかよ、硬くなってね?」
「っ……ひどいよ……!」
「お前だって結構俺にひどいことしてんだろーが、ほら、今度はその罰な」
ぱんつ越しに添わせた掌を上下に執拗にスライドさせる。
タマの方までもみもみと刺激する。
「あ……んっ」
ぷるぷるつやつやなぴんく唇が放った明らかなるエロボイス。
いくら非力とは言え全力で抵抗しているようには見えない、身を捩じらせる程度で、押し返そうというより縋っているのが正しい、そのか弱い両手。
「……おなにー、最近、いつした?」
「ふぁ……っあん……っ」
「由宇麻」
「……せ……先週……!」
「先週? うそばっか、そんな張ってねーぞ、ここ」
「あっ、そこやぁ……! やだって、はずかし……っ」
「一昨日? 昨日? 昨日の夜?」
「……っ……っ……」
「……もしかして今朝とか?」
ぱんつの内側でどんどん昂っていく由宇麻のペニス。
同じく、由宇麻に触れているだけの宗悟もいつの間にか股間を火照らせていた。
「……今朝、したんだ?」
「ん……っした、ぁ……ふぇぇ……っ」
「やっぱりな……おかず、何? えろ動画? どんなの?」
「……ぁっぁっ……う……後ろから……っ」
「……後ろから?」
「う、後ろから……いっぱい……っ立ったまんま……いっぱい……突かれて……っそのまま中に……っんむ!」
我慢できなかった。
えろいことをのたまう由宇麻の唇に宗悟はキスした。
無我夢中で、すっかり発情モードになって。
初めてじゃないが、幼馴染みとするのは当然初めての、キス。
「ん……っんむぅ……ん!」
口内を貪るように舐め回して掻き回して、唾液をぴちゃぴちゃ音鳴らしながら、宗悟は。
ぱんつをずり下ろして直接由宇麻の勃起ペニスをしごき始めた。
「んぅぅぅぅ……っっ!!」
由宇麻はぎゅっと宗悟にしがみついた。
か細い腰を微痙攣させ、加減を忘れて手コキしてくる宗悟に切なげに眉根を寄せて呻吟した。
すげー甘い、こいつの唇。
これまでに付き合った二人とおんなじよーなグロスのはずなのに、こいつの、一番甘い……。
「んんんーーーーーっっ!!!!」
由宇麻は宗悟の掌に射精した。
唇を塞がれたまま、びくびく全身を震わせて、ぎゅうっと宗悟に抱きついてくる。
「……ぁっ……はぁ……! は……っはぁ……」
互いの微熱で温もっていた唇の間に連なる透明な糸。
宗悟の掌にぶちまけられた、白濁した、由宇麻の蜜。
「……今朝ぬいたばっかなのに……お前だってえろ」
起き上がってぼんやり掌を見下ろしていた宗悟はそう呟いた……。
ともだちにシェアしよう!

