207 / 620
男の幼馴染みがほんとは女なんじゃないかって、でもやっぱ男だって気づかされたんだ-4
その日の朝、百瀬由宇麻は起き抜けにおなにーした。
小さい頃からずっと恋い焦がれている幼馴染みの小野原宗悟に後ろから立ったままめちゃくちゃに犯されている妄想をおかずにして、片手にあらかじめ抜き取ったティッシュを握り締め、日向の香りがするお布団の中で。
「ふぁ……ん……」
ずっとずっと昔に由宇麻は宗悟の性器を見たことが、というより見せられたことがあった。
きっと今のそうちゃんはもっと立派になってるだろう。
童貞だけど、今の彼女は二人目だし、せっくすはしてないけどえっちはした、って嬉しそうに話してたし。
もう剥けてるのかな。
昨日、動画サイトで見たゲイのAV男優さんみたいに、あんなに大きくなったのかな。
そうちゃんのおっきなかちかちのペニスがボクのアソコを抉じ開けて、奥まで挿入ってきて、いっぱい、いっぱい……いっぱい……。
「ふぁ……そうちゃぁん……」
瑞々しい由宇麻の唇から抑えられない声が途切れがちに漏れた。
朝の物憂げな目覚めを引き摺って普段よりも色気の増した顔つきで、一心に、ぴんくが濃くなったペニスをか細い五指でしごく。
立ったまま、後ろから、そうちゃんにアソコを何度も何度も貫かれる。
前とは違う、立派になった大きなヤツで、何度も何度も何度も何度も。
そしてボクのアソコの奥でそうちゃん、いっちゃう。
たっぷり、たっくさん、そうちゃんの精液でボクのアソコ、びしょ濡れに……。
「あ……ん……」
おなにーに秘かに耽りながらも由宇麻は頭の片隅で無視できない不安と対峙していた。
そうちゃん、昼過ぎに彼女を家に連れてくるかもって、真咲 ちゃん(宗悟の姉)言ってた。
やだやだやだやだ。
そうちゃんには悪いけど、また邪魔しよう。
片想いに溺れてるボクのこと許してね、そうちゃん?
「……今朝ぬいたばっかなのに……お前だってえろ」
枕元にさり気なくスタンバイさせていたティッシュで由宇麻の蜜に濡れた掌を拭った宗悟。
ブレザー姿の上半身に乱れはないが、スカートは捲れてぱんつはずり下ろされていた由宇麻、もぞもぞと体を起こした。
潤んでいたその双眸は明らかに異変を来たしている宗悟の下肢を目の当たりにすると、さらに色めいた。
「……そうちゃん、勃ってる」
「……お、お前が変にえろいからだっ」
「……ボク、えろかった?」
ボク、そうちゃんとキスした。
そうちゃんにしごかれていっちゃった。
キスも、誰かの手でいっちゃうのも、初めて。
「……おい、由宇麻?」
四つん這いになって近づいてきたかと思うと、盛り上がった股間に触れてこようとした由宇麻に宗悟はぎょっとした。
ともだちにシェアしよう!

