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男の幼馴染みがほんとは女なんじゃないかって、でもやっぱ男だって気づかされたんだ-6

「いや……あのさ、由宇麻」 「……ボクが二回も童貞卒業のチャンス、奪っちゃったから……そのお返し」 「……そもそも、なんで……奪ってきたんだよ?」 「……、……ね、ここに……おちんちん、いれたら……卒業できるでしょ?」 「……」 女子制服を上下着たままの由宇麻はベッドの上で恥ずかしそうにしながらも宗悟の真正面で足を開く。 捲り上げられたスカート。 ぱんつは脱ぎ捨て、曝け出された由宇麻の恥部。 宗悟は反射的にごくりと喉を鳴らす。 見ただけで反応したペニスが密かに脈動を開始する。 「……そ、んなとこ……はいるかよ……痛いだろーが」 由宇麻はふるふると首を左右に振った。 今しかないと、片想いしている宗悟の童貞を我が身に得るチャンスはもうこの先きっとないと、一生懸命彼を誘う。 「ううん、ほら……はいるから……ね? 痛くないし……見て? そうちゃん?」 由宇麻は宗悟の目の前で自分のアソコにか細い指を捩じ込んでみせた。 おなにーの延長で覚えた秘密の自戯を大好きな幼馴染みに羞恥心を堪えて披露した。 「ね……? ほら、こんなはいっちゃった……痛くないよ……? ほら、薬指だって……んっ……はいっちゃ……あ……ん」 宗悟は由宇麻のアソコに釘付けとなっていた。 か細い指二本が小さな小さなアソコにぬぷぬぷ突き立てられて、ゆっくり、やらしく、行き来している。 綺麗な色をしたペニスが触られてもいないのにぷるぷる独りでに起立してカウパーを溢れさせる。 これぞ我慢の限界だった。 「ゆ、ゆゆゆゆ、由宇麻……!」 「あっそうちゃ……っ」 由宇麻の両足をさらに押し開いてぐっと腰を進める。 突き立てられていた指が引き抜かれ、入れ代わりに、ひくひく震えていたアソコへすぐさま自身の怒張ペニスを……。 「ふぁっ……!!」 ペニスの先っぽがアソコを拡張してナカにはいってきた。 肉壁が押し上げられ、熱い塊で蕩かされるような心地に、由宇麻は思い切り仰け反って足先を引き攣らせる。 き……きちゃったぁ……ほんとにきてる。 そうちゃんのおちんちんがボクのナカに……。 「せ……狭い……っすげ……きついよ、由宇麻のココ……!」 「そ、そうちゃ……」 「き……っきもちよすぎて……やばい……!!」 一気に発汗した宗悟は由宇麻よりもつらそうな表情で奥歯を食い縛っていた。 未体験なる締めつけに、ペニスが食い千切られてしまいそうな際どい感覚に尋常じゃない発熱が加速する。 「ぜ……っぜんぶ……ぜんぶいれて……っ」 「で、でも……う、あ、あ、う」 「いいの……っほしいから……っそうちゃんのぜんぶ、ボク、今すぐほしい……っ」 由宇麻は服を着たまま自分に覆いかぶさる宗悟の腰に両足を絡ませ、繋がりを深めるため、自ら引き寄せた。 途中までしか挿入されていなかった宗悟のペニスが粘膜を掻き分けてどんどん奥へ。 下半身の茂みの感触がわかるまでに、根元近くまで、アソコにぬっぷり埋まった。 「く……は……!」 窮屈な肉壁で勃起ペニスをきゅうきゅう挟み込まれて宗悟は強烈な眩暈を覚える。 もっていかれそうだ。 片時も静止することなく収縮するアソコの内部、まるでペニスにがっついているみたいだ。 「あ……あん……き……きたぁ……」 宗悟は何度も瞬きし、はぁはぁ喘ぎつつ、霞む双眸で真下を再確認した。 ハート柄のクッションに後頭部を預けた由宇麻。 女装幼馴染みもまた喘いでいた。 うっすら広がる薄い茂み上で純潔のペニスをびんびんに反り返らせ、きゅっと唇を結び、ぷるぷる全身を震わせていた。 「ゆ、うま……っ」 「そうちゃん、童貞……卒業できて……よかったね……?」 そう囁いて由宇麻はまた笑顔を。 双眸から氾濫した涙がこめかみへ零れ落ちていく。 「……かわいい……」 「……え……」 「お前、やっぱかわいいよ……由宇麻……!」 埋まっていただけのペニスがアソコの奥をいきなり突き上げてきた。 由宇麻は堪らず甘い悲鳴を放つ。 「やん……!!」 「かわい……っなんでそんな……っかわいいんだよ……!」 今度は自分が由宇麻のアソコを食い尽くすかのように、宗悟はがむしゃらに腰を振った。 絡みついてくる内肉に逆らってペニスを激しく抽挿させる。 ひくひく蠢くアソコの締めつけにどこまでも溺れる。 「あんっ、や……っ、激しぃよ……っ、そうちゃ……っもっと優しくして……っ……?」 「む……むり! も、とまんな……!」 「ひぁんっ……あんっ……あんっ……」 膨張しきった先っぽが前立腺を掠める度に、奥を貫かれる度に、電流じみた快感が由宇麻の体中を駆け抜けた。 成す術もなく宗悟のがむしゃらピストンに追い上げられる。 これまでに見たこともない、荒々しく律動する宗悟のその様に、胸の奥底がじんじん火傷する。 「だめ……っきもちぃ……っ……!」 「ん……っ由宇麻も……いいのかっ?」 「っ……そうちゃぁん……っボク……っきもちいい……」 そうちゃんの立派になったおちんちん、ボクのナカでこんないっぱい……動いてる。 ボク、今、そうちゃんとせっくすしてる。 「ゆめ……みたい……っそうちゃんと、ボク……っふぁ……っ」 「由宇麻……っ」 「ね……っこのまま……いって? ボクのナカで……っ奥、ぐちゃぐちゃに……っそうちゃんのでっ、ナカ、びしょ濡れにして……?」 妄想が現実となった二人は欲望に貪欲になる。 「で、でる……っだすぞ、由宇麻……っ!」 「あ……っボクもぉ……いっちゃぅ……! あ……!あ……!あ……!」 悲願通り、アソコの奥でペニスがぶるりと痙攣して精液がどぷりと広がり、由宇麻は感極まる。 起立していたペニスは射精へは至らず、ドライで、ぞくぞくぞくぞく達した……。 「だめぇ……っ! やっやっやっ……!」 「ん……由宇麻……かわい……っ」 「んやぁ……そうちゃんのばか……!」 念願の童貞卒業に至った宗悟、その欲望は落ち着くかと思いきや、より健やかに燃え上がった。 さすが十代、すでに何度か達したというのに未だ冷めやらない熱に満ちたペニスを再び由宇麻のナカへ。 ずっとずーーーっとやってみたかった、バックで。 震えっぱなしの上気したお尻に宗悟の腰が勇ましく繰り返しぶち当たる。 ベッドに四つん這いになり、スカートをぺろんと捲り上げたまま、由宇麻はぎゅぅぅっとシーツを掴んだ。 やだ、変になる。 こんなの妄想通りだもん。 こんなの、よすぎて、ボク、だめになっちゃうよ……。 「や……っやらぁ……ふゃぁ……っ!」 「由宇麻、かわい……もっと見たいよ、俺……っ」 「っ……そうちゃ……っす……き……好きぃ……っ」 「っ……っ……由宇麻……」 「も、ボクのこと、好きにして……いいから……っ……めちゃくちゃにしていいから……っ」 「由宇麻っ、俺のこと好きなのかっ?」 「……す、き……好きだよ……っ一番好き……ぁっっ!」 不意にとろとろペニスをきゅうっと握り締められて由宇麻はびくりと背中を波打たせた。 カウパー塗れの先っぽをしごかれる。 管に溜まった精液を搾り出すようにずりずりされる。 「あっっあっっあっっ」 「お前……だから女装して邪魔してたのか?」 「んっ、いっちゃぁぅ……それらめぇ……っ」 「俺のこと好きだから……まじ……?」 「ひゃっ、ぁっ、ぁっ、ぁっ」 「ばかとかあほとか言ってたくせに……っ」 「ぁっぁーーー!! やぁぁーーー!!」 後ろから突かれながらとろとろペニスをしごき立てられて由宇麻は射精した。 シーツが一気に汚れる。 脳天がびりびりびりびり打ち震える。 「はぅ……っぁぅ……んく……あっ」 しっかり奥まで挿入されていたペニスがアソコから引き抜かれ、いきなり仰向けに引っ繰り返され、虚脱しかかっていた由宇麻はびっくりする。 すぐにアソコに戻ってきた宗悟のペニス。 ぐちゅぐちゅと卑猥な音を立ててすでにとろとろの奥を擦り上げてきた。 「はぁぁぅ……っっ……!!」 快感に忠実に顔を綻ばせる由宇麻の顔を見つめながら宗悟はセックスを続けた。 ハイソックスに包まれた両足の膝を掴んでM字に固定し、突いた。 「……なん、か……顔見てしたくなった……っ」 もっと貪欲になったペニスを由宇麻のアソコの最奥に打ちつけながら、シーツに両手を突き、正面を近づける。 「お前のいく顔……っちゃんと見たい……」 「そうちゃぁん……」 「お前……誰よりも一番かわいいよ、由宇麻……っ」 濡れそぼった下半身が絶えず揺れ動き、さらに濡れていくのを感じながら。 由宇麻は何度も宗悟を呼んだ。 かけがえのない幼馴染みの名前を宗悟も何度も呼んだ。 「おはよ、そうちゃん」 「はよ」 「今日、天気いいね」 「そ? 雲、多くね?」 「ねー、そうちゃん」 「あ?」 「ボク、そうちゃんのこと、好きなんだ」 分岐点になる交差点を目前にして、由宇麻は、宗悟にそう告白した。 すると幼馴染みはきょとんとした。 「え? 昨日、聞いたけど?」 「……そうちゃん、ばかだから、忘れたかと思って」 「忘れるかよ、なめんな」 「そっか」 「お前、スカート履いて学校行けよ、似合うから」 「やだよ」 「だって、もう、休みの日に女装する必要なくなったし」 「え?」 「じゃーな、また放課後」 「うん、また放課後」 目元を拭った由宇麻は横断歩道を渡る宗悟の後ろ姿をここ一番の笑顔で見送った。

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