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男の幼馴染みがほんとは女なんじゃないかって、でもやっぱ男だって気づかされたんだ-8
そうちゃん、帰ってきた。
どうしよう、やっぱり、こんなばかげたこと、やめればよかった。
でも、もう、引き返せない……。
狸寝入りを装う由宇麻、そのぺちゃ胸はどっきんどっきん高鳴り中、震え出してしまいそうなくらい緊張していた。
ど、どうしよう、あ、やっぱりむり、起きよう、起きて、ただのいつもの悪フザケって、そう言おう、
ギシっっっ
狸寝入りをやめかけていた由宇麻、その音色に思わずビクリと震え上がりそうになった。
しかし寸でのところで堪えて狸寝入り、続行。
そうちゃん、ベッドに乗ってきた。
ボクのすぐ後ろにいる……。
まだ触れ合ってもいないのに空気を伝って感じる熱気、宗吾の体温、由宇麻のどきどき、止まらない。
一方、完全ぱんちら状態の由宇麻に興奮が止められない宗吾。
ちょっとだけ距離をおいて女装幼馴染みの真後ろに同じく横向きに寝そべると、じわりと汗ばむ掌を伸ばした。
女子大生愛用のピンク色レースつきランジェリーに包まれたお尻へ。
ぎこちなく、なでなで、なでなで。
そ、そうちゃん、そんな、いきなりおしり?
やらしすぎるよ……。
布団を横抱きして狸寝入りする由宇麻に宗吾はもっと身を寄せた。
背中に重なる、互いの制服越しに触れた宗吾の熱に、由宇麻はこっそりきゅっと唇を噛む。
ず、ずっとおしりばっかさわってる、そうちゃん。
さわられるのって久し振りだ。
も、もっと……さわってほしいかも。
緊張が少し解けて、より大胆になった由宇麻、横抱きしていた布団に片足をぐっと絡ませた。
太腿同士の隙間が広がって、ぱんちら度が増す。
背後へ突き出すようにして宗吾へおしりを近づける。
こんなボク、そうちゃん、いやかな?
もっと、ほんとの女の子みたいに、恥ずかしがったり焦らしたほうがいいのかな?
ただ撫でていた手が強弱をつけておしりを揉み始めた。
宗吾の息遣いに乱れが出始め、それをすぐ耳元で感じた由宇麻も、呼吸が上擦りそうになった。
「ッ」
それまで大人しくしていた宗吾のもう片方の手が胸元にやってくると、つい、喉を鳴らした。
ブラウス越しにぺちゃ胸までもみもみされると、ぎゅっと目を瞑り、とうとう「んっ」と声を洩らしてしまった。
「……由宇麻、お前、起きてんだろ」
「……そうちゃぁん」
「んで……こんなえろいことすんの、お前」
プチプチとブラウス中央のボタンが外されたかと思えば、ずぼっと手が突っ込まれて、直にぺちゃ胸を揉まれる。
乳首をきゅっと抓られる。
「なぁ、なんでだよ?」
ランジェリー越しにおしりをしつこく揉まれながら、ブラウス下に忍び込んだ宗吾のえっちな指先に乳首をこちょこちょくすぐられて、由宇麻は「ん~~ッ」と喉奥で呻吟した。
「由宇麻」
「だ、って……そうちゃん、ボクのこと……かまってくれなぃ」
宗吾の両手がぴたりと動きを止めた。
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