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選ばれし中二病設定メシアは敵にぞっこんで候-3
「いつも思うが……長生きしているなら、それなりの経験は済ませたはずだろう?」
「ば……ばか……! ……戦いにいっぱいいっぱいで……んなこと……」
「あの頼もしい正義漢面した仲間の誰かとも、ないのか」
「あっあるかよ! あいつらとはそんなんじゃねぇ!」
いや、どう見てもそういう目で見ている輩が何人かいたようだったが。
「……あ、あいつらと……影守サンは……なんか違うんだよ……悪いコトした敵なのに……、あっ?」
いきなり正面から抱っこされて由堕はどきっとした。
台所のシンクに座らされ、両足の間に、影守が割り込んでくる。
中断していたキスがまた再開される。
「ん、ん、ん……っふ」
ぴちゃぴちゃと唇を、唇の内側を舐めながら広げた五指で由堕の股間を愛撫した。
すでに強く突き返す硬さを帯びた下肢の中心をぐりぐり、ずりずり、撫で擦る。
止め処なく溢れる唾液の味を貪りながら服越しにしつこく刺激を送り込む。
「――あっやぁ……影守サァン……!!」
玄関前に打ち捨てられた制服のズボンとボクサーパンツ。
シンクに座ったままの由堕の股間に深く顔を埋めた影守は彼のペニスを隈なく吟味する。
「ひぃぁ……だ、だめ……い、いっちゃうよ……」
「ん……いっていい」
すでに探り当てていた由堕の弱点を指の輪で小刻みに擦りながら、影守は、膨張した亀頭を思い切り吸い上げた。
「んぁぁ……! いく……!!」
由堕は狭いシンク上で窮屈そうに仰け反り、つい、影守の頭を太腿でぎゅうっと挟み込んだ。
目を閉じてもちかちか瞬く瞼の裏、ぐっと唇を噛み締め、射精に至る。
「あ……ん……っ」
ぞくぞくと背筋を震わせて生温かい口内にすべて出し切ってしまう。
上体を支える腕も微かに震えている。
喉奥で締めつけられ、搾り取られるようにしぶとく吸いつかれると「んっ」と小さな悲鳴を零した。
「……立てるか」
「……立てない」
「……甘えん坊だな」
再び影守は正面から由堕を抱っこした。
由堕はするりと影守の肩に両腕を回し、無条件に抱きついてくる。
一端、由堕を畳の上に下ろすと、卓袱台を隅に立てかけ、布団を敷いて。
上半身に学ランを着たままの由堕を仰向けに寝かせると、即、影守は交わりに至った。
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