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幸運のクローバーはここにいた/どすけべ高校生×純粋ショタ
俺のあだ名は「ヤリチンゲスヤロー」らしい。
まぁ、合コンでは相手の女子みんな結果的に食べ散らかすし、告ってきた女子みんなその場で食うし、そんなあだ名をつけられるのは、まぁ、否めないところかもしれない。
「吉祥 の、たたせてあげるね♪」
週明け、だるくて学校さぼって、ぱっぱらぱーなクラスメート(名前忘れた)の誰もいないはずの自宅に上がり込んで、セックスしようとしたら。
がちゃ
いきなりリビングのドアが開かれて、そう、あれが顔を覗かせたのだ。
「……!!!???」
あんなかわいい生き物、俺、初めて見た。
ちいせぇ、か弱い、ふわふわした、子犬みたいな。
ぱっぱらぱーなクラスメートの弟、風邪を引いて学校を早退してきた四つ葉 は、声も上げられず真っ赤になって、リビングのドアをばったーん閉めたのだった。
「……どちら様ですか?」
「んー、俺、お前のねーちゃんのトモダチ」
「……お姉ちゃんの? 今、お姉ちゃん、いないです」
知ってるよ、てかそうさせたんだよ、カラオケで俺のダチと合コン中だよ、お前のぱっぱらぱーねーちゃんは。
「とりあえずお邪魔してい? な、四つ葉?」
きぃぃ、と玄関ドアが恐る恐る開かれる。
うるうるおめめがこそっと隙間に覗いた。
「……なんでぼくの名前知ってるの?」
「そりゃ、ねーちゃんに聞いたんだよ、じゃ、お邪魔しまーす」
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