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キミは愛しのつばさちゃん号-3

半年近くこのつばさちゃんを運転してきた颯真にはわかってしまった。 現実離れした映画みたいな、いや、アニメみたいなラノベみたいな展開だが、些細な接触だけでこの少年がつばさちゃんだということを、否応なしに、わからされてしまった。 うそうそうそうそ。 つばさちゃんが、こんな、こんな、そんな。 「つばさちゃん、お、オス、だったの?」 「オスです」 ショックだぁぁぁぁぁ。 「てへっ☆」とらぶらぶスマイルを浮かべていた萌え美少女のイメージが颯真の脳内で音を立ててガラガラと崩れていく……。 「えっ!?」 絶望感に打ちひしがれていたはずの颯真、いきなりつばさちゃんに抱きつかれて、どびっくりした。 座席に座ったままのつばさちゃん、通路に立ったままの颯真の胸に顔を埋めると。 むにむにむに。 座りっぱなしで痺れかけている颯真のお尻をやたらでかい両手で揉んできた。 「えっなにっ? どうしたの、つばさちゃんっ?」 つばさくん、と今更呼べない颯真は相変わらずの「ちゃん」付で自分より図体のでかい少年からあせあせ離れようとする。 すごい力だ。 ミニバスとは思えない、こんなの大型バスだ。 「ぼく、ずっとこのお尻揉んでみたかったんです……今まで、ずっと、しっとりあったかいこのお尻がぼくの股間に擦れていて……」 「えっ? 運転席、つばさちゃんの股間? あそこ股間になるの?」  「夢にまで見た、このお尻……やっぱり最高の感触です」 むにむにもにもにむにむに。 「ひ……っちょ、くすぐったいよ、つばさちゃん?」 「ぼく……ずっと颯真さんにさわりたかった、です」 「えぇ?」 「颯真さん、いっぱい、ぼくに話しかけてくれた……そんな運転手さん、誰もいませんでした、颯真さんだけでした」 「あ、それは……萌えつばさちゃんに対してね……」 「ぼく、うれしかった、です」 「わっ!!」 ぐいっと引き寄せられた颯真はつばさちゃんに跨る格好に。 落ちそうになった制帽だが、ぐらぐらしただけに留まり、すっきり黒髪上に再び落ち着いた。 「うわ、ぁ……も、もう気が済んだでしょ? 結構揉んだよ、つばさちゃん?」 「……もっと、颯真さんのお尻、揉みたい、です」 「えぇ……」 「……おっぱいも」 「えっ?」 「いつもぼくの胸に擦れて……安全のためだからって、あれ、ぼくにとっては拷問です」 「え、もしかしてシートベルト? シートが股間でシートベルトが胸? それってこのバスっていうより、つばさちゃん、運転席単品なんじゃないの?」 「……ぼく、つばさ、です」 お尻を揉み回していた両手でモスグリーンの制服シャツボタンをぷちぷち外していく。 中にはインナーのランニングシャツ。 途中までボタンを外したつばさちゃん、スラックスに仕舞われていたランニングシャツを強引に捲り上げ、どうしようかと逡巡している颯真の素肌とご対面。 「……颯真さんの……おっぱい……」 「あ……っだめだよ、つばさちゃん……乳首いぢっちゃ……」 どうしよう、どうしよう。 ていうか、これ、なんなの? つばさちゃん、あれなの、ホモのコなの? 「は……ずかしいよ、俺……っ、えっ、ちょ、それだめ、ほんとだめ、乳首しゃぶっちゃだめっ……わ、わ、わ、わ……っ」 がっしり自分の腰に絡みつくつばさちゃんの両腕の中で颯真はぶるぶる身を捩った。 あっという間につばさちゃんの唾液でぬるぬるにされて、ぷっくり勃ち上がった色艶倍増乳首。 両手でお尻を揉まれながら乳首をちゅうちゅう吸われると颯真の下半身にやってきた異変。 スラックスフロントがもっこりもこもこ、盛り上がる。 どうしよう、つばさちゃんに性的興奮誘発されてしまった。 「……ここは、今まで、感じたこと、ない」 ゆっくり、大きな掌が、服越しにあてがわれる。 「あ、だめ、つばさちゃん、ほんと、」 「……これが颯真さん、の、おちんちん」 「ひ……ぃ……ん」 「……しゃせい、したいの?」 「こ、んななっちゃったから……そりゃ、したいけど……でも……てかバスの割にいろんなこと知ってるよね?」 「いいよ、して?」 「つ、つばさちゃん」 「ぼくも、しゃせい、する」 「え」

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