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ぎぶみーらんじぇりー-4
「えっと、その、コレは、えっと……あっ、せんせい……っ」
パジャマのボタンがどんどん外されていく。
中断するのも放棄して、葵は……観念した。
うん、これでいい……だって彩羽を裏切るなんてできないもん。
彩羽と違って暗くて面白くなくて地味なおれのことなんか、浩哉せんせい、きっといつか飽きるだろうから。
今ここで呆れられて嫌われちゃえば、それはそれで……結果ヨシだから……。
パジャマのボタンを全て外し終えた浩哉は現れたソレに釘付けになっていた。
繊細な黒レースで縁取られたピンクの前開きベビードール。
キュートなアクセントとなっている胸元のリボン。
ひらふわ甘セクシーガーリー風。
「これって」
「……見ての通りです、浩哉せんせい」
「俺のため?」
ぇ。
「もしかして彩羽ちゃんもわざと外に、俺と葵君、二人きりにしてくれたってことかな」
ぇぇぇぇぇぇ。
恥ずかしいやら困惑するやらドキドキするやら、混乱して訂正もできずにただ口をパクパクさせる葵を、理性が完全にログアウトした浩哉は改めて抱きしめた。
「こんなエッチな格好して俺に告白するつもりだったんだ、葵君……?」
それは彩羽の予定だったんです、せんせい……。
いつまで経っても帰ってこない彩羽の部屋で。
「ンっンっ……せんせぇっ……待っ……」
「こんなエッチな格好も似合うんだね、葵君……すごくかわいい」
「ゃ……っ……!」
浩哉のお膝に横抱きにされた葵。
パジャマの上と下も取り払われてベビードール姿を嫌々お披露目。
キャミソールとお揃いのランジェリー越しに優しくソコを愛撫する白い手。
恥ずかしがって嫌がる素振りとは反対に、素直にみるみる膨らんできたソコに浩哉は頬を緩める。
「あっっっ」
頼りない薄い布の中にまで潜り込んできた掌に葵はビクリと震え上がった。
俯き、浩哉の胸に片頬を擦らせ、きゅっと唇を噛んだ。
「葵君の、いっぱい硬くなってるね……?」
「や、だ……っせんせぃ……こんな、おれ……むり……っ」
「だって。わざわざこんな格好してくれたってことは……そういうことだよね?」
ランジェリー下でピクピク反応するソレをそっと握りしめられ、先っぽをコスコスされて、我慢できずに葵はイケメンカテキョにしがみつく。
「そういうことって……どういうことですか……おれ、難しくてわからない……っ」
浩哉は脳天をバッキュン射抜かれた、ような気がした。
かわいくて堪らない葵を誰よりも最初に絶頂へ導いてやりたくて、か弱げなランジェリーから取り出したソレをリズミカルにクチュクチュしごき立てた。
「ゃっゃっ……せんせっ……だめっ、だめっ……でちゃッ……」
「誰も見たことない、葵君がイクところ、俺にだけ見せて……?」
「っ……ん……っむ……っむ……っ」
愛情たっぷりキスされて、何度も何度もコスコスされて、とうとう葵は達した。
自信がまるでなくて我知らず心の奥底に好意を封じ込めていたカテキョの腕の中で初めての絶頂にとろとろになった……。
「ケーキおいしー♪」
駅前に建つケーキ屋さんのイートインスペースでケーキセットをぱくぱく食べる彩羽。
手元には新品リップクリームとコンパクトミラーと携帯。
部屋で鳴ったのは電話の着信音ではなくタイマーセットしていたアラーム代わりのミュージックだった。
葵の奴うまくいったかなー。
ほんっと、昔からとろくてイジイジする弟、アタシが何とかしてやんないと先に進まないんだもんなー。
これから夜まで時間潰して大好きなレスラー〇〇クンが出てる試合のDVDおこづかいで買ってウチ帰ろっと♪
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