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レアな淫魔が初恋したのは平凡リーマンでした-2
腰ガクさせて涙目になった幸臣をまたジロリと睨んできた彼。
ヒッと身を竦ませながらも、一ヶ月ぶりの解放感、他人様にヌかされるのは大学生振りの独り身リーマン。
あたたかな口内についつい甘えてしまった。
「ん、ん、ん……ぷは……っはぁ……うめぇ……」
お口奥まで招いていたペニスをぼろんと吐き出し、ちゅぅちゅぅ、ちゅっぱちゅっぱ、亀頭を舐め吸いする彼。
えろい、えろ過ぎる。
「あううっ! ちょ、ちょっと……ほんとう……君、誰っ? まさか新手の強引ナンパヘルスとか?」
「違ぇよ」
俺はインサバス。
淫魔だ。
インキュバスとサキュバスの合いの子だ、レアなんだぞ。
男女関係なくどっちからも生気を奪える。
「証拠、見せてやるよ」
そう言って彼は上のぴたぴたボンテージを脱ぐと。
バサリ。
その背中に蝙蝠羽根を翻し、前髪に隠れていた方の片目を曝してみせた。
白目部分が黒に、中央が白に、通常とは逆になった色合いの片瞳。
腰砕け、ではなく、腰を抜かした幸臣に淫魔はニヤリと笑いかける。
「インサバスのラズだ、お前の精液を搾取に来た、幸臣」
「ぼくは幸臣、ひまわり組、来年しょうがっこうにはいるの」
地面にしゃがみ込んだ幸臣はベンチ下から出てこないぽてころっとした不思議な生き物に話しかける。
「きみはどこからきたの?」
ねこじゃらしを向けてみればちっちゃな肉球でじゃれついてきた。
「かわいー」
幸臣は不思議な生き物にそれは夢中になった……。
「ああっっ!いったばっかのおちんちん吸わないでぇっ!」
「んっんっんっ……うるせぇ、こっちは飢えてんだよ、幸臣」
ニキビ一つない滑々な背中に貝殻骨として羽根を収納した淫魔インサバスのラズは相も変わらず幸臣のペニスにご奉仕しまくる。
人間よりも明らかに長めの舌が竿にぐるりと巻きついて、舌尖で尿道をほじくって、まだ余裕でたぷんたぷんな睾丸を掌でじっくりじっくり撫で回してくる。
「すげぇたっぷり溜まってんのな」
「いやっ恥ずかしいっ」
「嫌々言いながらすぐにおっ勃てやがって、さっきより硬ぇぞ、このクソスケベリーマンが」
「やめてぇ……」
ネクタイもスーツもまだ上半身に身につけたままの幸臣、ブルブルしながらラズを戸惑いがちに見つめた。
「ど、どうして……俺なの?」
「うるせぇ」
びくんびくん脈打つ唾液びっちょりなペニスを強めにぎゅっとしたラズ。
「ぎゃっ」
「このクソ人間……思い出さねぇのかよ」
「えっ?」
床に両足を投げ出してベッドに仰向けになった幸臣からラズは離れた。
ぴちぴちボンテージ革パンを正にストリッパー並みのエロエロぶりで脱ぎ捨てる。
現れたるはこれまたぴっちりボンテージTバック。
ストラップやアジャスター(調節穴)だらけでフロントは編み上げ仕様だ、バックはムチ尻丸出し。
今にも本革から零れ出そうなご立派なブツ。
どえろ過ぎる。
「あわわわわ」
まさかこれガチでおかまほられちゃう感じ?
「あ、あの、ラズ……君?」
「ッ……なんだよ」
「えっと、あの、その……ッて、うわぁっ」
ギシリ!
ラズがベッドに戻ってきて、自分の真上にやってきて、そのエロエロ迫力に幸臣はすっかり気圧されてしまった。
顔立ちだって俺様イケメンで。
均整のとれた、パーツ全てがけしからんレベルに達している体つきに同性ながら見惚れてしまった。
「外せよ」
「えっ?」
「サイドのストラップ、外せ」
イイ感じに発達したツヤツヤ胸筋、褐色肌の突端に芽生えるコリコリ感満載な突起、思わず触りたくなるスレンダーな腹筋に……漆黒本革に包まれたアレ。
命じられた幸臣はコクンと息を呑んだ。
取引先やら下請け先にメールを送るためしこたまキーボードを叩いて、疲労していた五指を、アレのすぐそばへ伸ばした。
理想的な括れに位置するストラップ、アジャスターから金具を抜き、細いながらも硬い本革ベルトを留め具から引き抜けば。
ぶるんッ!
まるで紐パンティのかたっぽ紐が解けてイヤン!状態にも似た……。
両サイドにあるストラップの片方が外されて、ソコを覆っていた本革がべろんと捲れ、現れたるは……淫魔ペニス。
誰が見ても認める巨根サイズだ。
盛大に剥けて照り輝く亀頭、我慢なお汁に塗れて卑猥そのもの、ぶっとい竿には青筋がビキビキ。
「……す、すごい……」
「すげぇだろ」
こんなの挿入れられたらお尻全壊しちゃうよ。
「あークソ、待ちに待ったこの瞬間……覚悟しろよ、幸臣」
だからなんで俺なんですかー!?
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