322 / 596

レアな淫魔が初恋したのは平凡リーマンでした-4

「ひ……っ!帰ってきたばっかでまだ靴も脱いでないのにぃっ!」 残業を終えて1Kマンションなる我が家に帰宅した幸臣。 おかえりのキスならぬ、愛情いっぱいのおかえりフェラチオで出迎えられて、あっという間に腰ガク状態に。 「っんぶっんぶっんぶっんぶ」 褐色肌の肢体をぴっちり覆い尽くす漆黒ボンテージスーツを着こなした魅惑の美ボディ持ち主。 長い前髪で片瞳は隠され、外気に覗く吊り目は上目遣いに睨むように幸臣を見据えていて。 玄関床に跪いた彼の唇は全開、待ちに待ったペニスを喉奥まで誘い込んで、吸う、吸う、吸いまくる。 「んぎゃっ!疲れマラ吸われてるぅ……っ!すっごく激しくじゅるじゅるされてるっ!」 靴棚にもたれた幸臣、まるで乙女みたいに口元に手を翳し、口内熱烈吸引に腰ガクしっぱなしだ。 あったかなお口奥で二十七歳のペニスがびっくびっく身悶える。 「っんぶ……これのどこが疲れマラなんだよ、幸臣」 「あん……っカリ首れろれろしないでぇ……!」 「職場や帰り道で妄想してたんだろーが、なぁ?」 「ああ……っタマタマころころ揉まないで……!」 「俺にしこたまペニスぶっこんで突きまくって種付けしまくる妄想、してたんだろーが?」 「いやぁ……っラズくぅぅん……」 彼の名前はラズ。 インキュバスとサキュバスの間に生まれ落ちたインサバスというレアな淫魔。 『ぼくのこと忘れないでね?』 『みゅーっ』 俺様な言動が目立つものの、二十年近く昔に出会った幸臣を想い続けて純潔を守ってきた、実は純なところもあるラズ。 まぁ、後ろの純潔は先日幸臣に満を持して捧げられたが……。 「はぁ……マジうま……幸臣の我慢汁すげぇ……うま……」 底抜けに美味しそうに淫らに幸臣のペニスにむしゃぶりつくラズ。 お口ご奉仕によって下半身はすでに快楽塗れと化しているが、そんな姿に視覚的にも追い込まれる幸臣。 根元を強めにしごかれながら、唇奥に導かれた亀頭には執拗極まりない長舌攻め、鈴口を割るようにぬりゅぬりゅ、ぬろぬろ、ざらついた舌尖が這い回る。 「ン……どんどん俺の口ん中でエロ硬くしやがって……そんなに俺のご奉仕フェラいーのかよ?」 「はぁはぁ! ラズ君のご奉仕……っ最高ですっ!」 「フン……当たり前だろーが」 幸臣が初めての相手ながらもさすが淫魔、生まれ持ったそのテクは超一流だ。 狭い喉口まで招き入れて呑み込むようにペニスを喰らう。 喉粘膜で搾り立てるように亀頭を締めつけて力任せに吸い上げる。 「ひぃッッッ!」 幸臣、昇天。 尋常じゃない腰ガクの末にラズのお口に中出し。 びゅくびゅくびゅくびゅく盛大に弾かれる濃厚白濁飛沫をラズは貪る。 リーマンの下半身にしがみつくとスラックス越しに尻を鷲掴みにしてぢゅるぢゅるぢゅるぢゅる、ぢゅるんぢゅるん、張り詰めた睾丸から強請るように人間男汁を本能のままに吸い上げる淫魔。 「うわあああっ!やばいっ!それやばぃぃぃっ!」 「んっっ、んっっ、んっっ……やべぇ、うま過ぎ……ッ幸臣の精液マジうめぇ……っ」 「ひぃぃぃぃん」 先日から幸臣の部屋に居つくようになったラズ。 「はぁはぁ、ただいま、ラズくぅん……」 「んぶ、おかえり、幸臣」 果たして幸臣の下半身は持つのか、腹上死の恐れも否めない……。

ともだちにシェアしよう!