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昔々、浦島は助けた亀と……?-2
「よいしょっと……」
浦島は小宇羅を抱いて身を起こした。
向かい合わせとなって、膝上に小宇羅を抱き上げ、正面を重ねる。
互いの雄肉もぬるりと密着した。
「はぁぅ」
「ん? 小宇羅、感じたんだ?」
「……そのようなこと……」
小宇羅に奉仕してやっただけで勃起していた肉塊を、浦島は、小宇羅の隆起にぐちゅりと擦りつけた。
「あぁん」
「ほら、感じてる」
「あっあっあ」
「ほらほら、いいんでしょ?」
小宇羅の小振りの尻を浴衣越しに掴み、頻りに揺らし、ぐちゅぐちゅと先走りで濡れ合う肉棒同士を摩擦させる。
「あんっ浦島様ぁ……ボク、」
「ん? もういっちゃう?」
「あんっあっそんなっ擦ったらっ」
「僕より先にいっちゃうんだ?」
「んぁっぁぁっんっおっお許しをぉ……っっ」
小宇羅は喉を反らして雄肉から精液を弾いた。
びゅるびゅると大量の白濁を噴き上げ、浦島の雄肉をもしとどに濡らす。
「っぁ……はぁ……っ、ぁ……」
息を荒げる小宇羅を再び布団に横たえると、すぐ傍らに浦島は膝をつき、浴衣をさらにはだけさせた。
今度はピンク色の可愛らしい乳首にガチガチに勃起した雄肉を擦りつける。
「ああ……小宇羅の乳首に、浦島様のご子息様が……っ」
「うん……あぁ……気持ちいいよ……っ小宇羅の乳首……っうう、出そうだ……っあ、っあ、出すよ……!」
手でも扱き、浦島は、小宇羅の肌やら浴衣やらに向かって勢いよく射精した。
しとやかな皮膚に飛び散った濃い白濁を、小宇羅は、うっとりとした表情で指先に掬い取る。
「浦島様の……お精子……ボク、嬉しいです」
小宇羅はそう言って躊躇なく湿る指先を咥えた。
月明かりに照らされた障子に卑猥な影が写り込む。
「ああ……いいよ、小宇羅……もっと舌を遣って……ああ、そうそう……いいよ……」
「んっんっんっんっ」
四つん這いになった小宇羅は仁王立ちとなった浦島の股間に顔を埋めていた。
細い五指で雄肉の根元をしつこく扱きつつ、亀頭を口腔に咥え込み、舌で満遍なく潤す。
頭を前後に動かして上下の唇でも中ほどまで扱く。
時に強く吸い上げたりもした。
「ああ……気持ちいいよ……」
だけど、そろそろ。
浦島の上擦った台詞を聞き取った小宇羅は、口淫を中断し、熱もつ昂ぶりを吐き出した。
「尻をこっちに向けて、小宇羅?」
口腔に含まれていた白濁をごくんと飲み込み、小宇羅は、こくんと頷く。
布団の上で言われた通りに浦島へ小振りの尻を突き出す。
浦島は臀部にかかっていた小宇羅の浴衣を大胆に捲り上げて、柔らかな尻の肉を掴むと、左右に広げた。
菊花の蕾を髣髴とさせる後孔がひくひくと震えている。
根元を固定せずに、浦島は、怒張する雄肉の先端でそこをぐりぐりと刺激してみた。
「ひぅん」
鼻から抜けるような声を出し、小宇羅は背筋をぴくぴくと打ち震わせた。
「可愛いよ、小宇羅。ねぇ、僕がほしい?」
小宇羅は露出した肩越しに浦島を見、こくんと頷いてみせる。
「ほしいです……浦島様のご子息様で……小宇羅のお尻を……可愛がってくださいませ……」
とろんとした瞳はあられもない色欲に塗れていて。
浦島は満足そうに笑むと、根元を掌で固定し、腰を進める。
菊花の花弁の数が次第に増えていく。
「あぁぁあ……浦島様の、立派なご子息様……ボクに……入ってくる……」
「ああ……っ小宇羅の中……っ中もいいよ……っっ」
小宇羅の奥まで突き入れた浦島はその締めつけに少しばかり酔い痴れた。
が、じっくり感じ取るのもそこそこに、忙しなく動き始める。
細い腰を掴んでは引き寄せ、引き寄せては突き放し、自らも一心不乱に前後に突く。
ぱんぱんと軽快に音を立てて若い性欲を制御なしに放出した。
「んやぁっやぁぁっやっっあぁぁんっうらしま様ぁっん」
きゅうきゅう締めつけてくる後孔に口元が自然と緩み、涎が溢れる。
突く度に跳ね上がる小さな尻が愛らしく、広げた掌で執拗に愛撫し、揉み解す。
「どうっ? 小宇羅っ、いいっ?」
「あぁぁうっうらしま様ぁぁっっご子息様っお強くってっっずんずん奥までっぁっぁっ」
「ほらほらっ? どうどうっ?」
腰と腰を密着させて最奥をぐりぐり刺激した。
「はぁぁぁんっっ」
腕の力が抜けてガクリと小宇羅が布団にうつ伏せる。
肉奥で滑る先走りを音立たせ、浦島は布団にしがみついた小宇羅を背後からしばし突き続けた。
「あっあっあ~~っっだめぇっうらしま様ぁっっいっちゃいますっボクもぉ……っっ」
よがりまくる小宇羅と同様、浦島の次なる極みも間近だった。
彼は小宇羅の両腕をとると細身の体を背後に無理矢理傾けさせた。
「やぁんっっ」
小宇羅は弓なりに背中を逸らし、小刻みに突き上げられる律動に咽び泣く。
腹部に反り返った雄肉はぷしぷしと雫を弾いていて、次なる放精を間近にしていて。
「出すよっ小宇羅の中にっ」
「出してっ出してくださいませぇっっあんっあんっ」
「ああっ出るっ出る……!!」
「あぁぁぁぁ……っっ」
肉奥に精液を放たれて小宇羅は仰け反り、彼もまた、ぞんぶんに射精した。
さらに締めつけが強まり、浦島の腰は、切れ切れでありながらも律動をしぶとく続ける。
「あぁぁん……中に……奥まで……お精子、が……あん……気持ちぃぃ……」
精液を吐きつつ続けられる突き上げに小宇羅はビクビクと痙攣し、自身の雄肉からも糸の引く白濁を滴らせた。
浦島は小宇羅の中で射精感を満喫する。
傲慢な仕草で、一滴残さず絞り出そうと、腰を何度か振り立てた。
「あぁぁぁ~……だめぇ~……」
浦島が掴んでいた両腕を離すと小宇羅は力なく布団に這い蹲った。
一息ついて、浦島は、身を引く。
蓋を失った後孔からは白濁がこぷりと溢れ、伝い落ち、内腿へと滴っていった……。
「小宇羅、君、海に帰ってしまうの?」
「……見初めてくださったのなら、ボク、浦島様のおそばにいます」
「本当? でも大丈夫?」
「?」
「その、りゅう何とかの人達が怒らない?」
「いいえ、ボク、最年長ですし、ボクを怒れる人はいませんから」
「……最年長?」
「うふふ」
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