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万引きは犯罪です/バイト×優等生/甘鬼畜おにしょた

「お前、本盗っただろ」 個人経営の廃れかけた古本屋の出入り口で津森晶(つもりしょう)は凍りついた。 晶はその店でこれまで何度も本を失敬してきた、何故なら、店内には防犯カメラも見回りもなし、いかにも人の良さそうな初老の店主はカウンターで転寝することもしばしば、万引きするには絶好の場所だったから。 特にほしい本があったわけでもない。 ストレス解消で何となく盗んでいた。 罪悪感はこれっぽっちもなかった。 「その制服、確か私立の●●●だよな」 今、晶の目の前には、この古本屋で一度も見た覚えのない若い男がいた。 目つきの悪い黒髪の彼は昨日バイトとして入ってきたばかりの大学生だった。 「生徒手帳、出せ」 おろおろする店主に代わってバイトの男は冷徹な眼差しを崩さず、逃げ出さないよう晶の細腕を始終掴んだまま、端的に命じる。 「ああ、やっぱり。イイトコに通うガキか。店長、どうします?」 「あっ、あの、ごめんなさい、反省してます! もう二度としません!」 晶は本気で目に涙を浮かべてぺこぺこ頭を下げた。 外見は優等生以外の何物でもない晶に涙目で許しを請われて初老の店主はどうしたものかと思案する。 「……う~ん、久賀君、どうしようか?」 問いかけられて、バイトの久賀(くが)は、断言する。 「今から交番に連れて行きます」 「あの、すみません、くが、さん」 「何だよ」 「あの、本当に、ごめんなさい、警察とか、お願いです、ぼく、本当に反省してます」 「どうだか」 「反省してます!」 「へぇ」 「何でもします、お願いだから、あの……!」 人通りのある夕方の商店街、涙ぐむ晶の腕を掴んで突き進んでいた久賀は矢庭に立ち止まった。 精肉店の前にて、食欲をそそるメンチカツの香りが辺りに漂う中、振り返った久賀は立ち竦む晶を見下ろす。 「何でも、か?」 目つきがすこぶる悪い久賀に見据えられて益々震え上がった晶は、かろうじて、コクンと頷いた。 すると久賀は性質の悪い笑みを口元に刻んで晶に言い渡す。 「じゃあ、お前、今日から俺の中出しペットな」 降り注ぐ天井の明かり。 畳の上に雑に敷かれた布団。 脱ぎ散らかされた服の数々。 「あぁ……っん……やだぁ~~……」 アパートの一室で晶は久賀に犯された。 「万引きとかしたらさ、こんな目に遭うわけだ、クソガキ」 シャツと濃紺のソックスのみを身に纏う晶の片足を高々と持ち上げ、もう片方のふくらはぎを掴んで、久賀は冷たく笑う。 挿入前に拙いフェラチオで濡らしたペニスは晶のバックバージンを見事に散らした。 深々と自身のアナルに埋まる熱い熱い肉棒に晶は嫌々と首を左右に振り、全身を強張らせ、迫り上げられる苦痛に涙をぽろぽろ零した。 「やぁぁ~~……抜いてくださ……っぃ、むり、です、こんな……っ」 哀願してくる晶に、久賀は、冷笑を深める。 「バーカ」 そう言って、アナルをぱっくりと押し開き、奥深くにずっぷり埋めていたペニスで小刻みに尻奥を突く。 「ひぃぁんっっっ」 「お前さ、自分が犯罪者だってわかってる?」 掴んでいた足首をさらに上へと掲げ、肉壁の抵抗を心持ち和らげると、奥深くからペニスをずるる……と引き抜いていく。 極太カリ首があらぬところを引っ掻き、えもいわれぬ感覚に晶は歯を食い縛り、身を捩る。 先端が抜けそうなところで一端動きを止めると、再び、一気に尻奥へ叩きつけるようにして、どちゅっっっと押し戻す。 「あぁうぅっ」 「罪の意識なんてこれっぽっちもなかったんだろ」 奥を抉って掻き乱す。 「そういう奴は身をもって知るべきなんだよ」 きつく締めつけてくる尻壁の狭間を怒張したペニスで幾度となく荒らしまくる。 「犯した罪と同等の罰ってやつを」 どぷりと、精液が、晶の身の内にたっぷり溢れ出る。 久賀は判決通りに中出しを執行したのだった……。 休み時間、差出人不明のメールに添付されていた動画を何気なく開いて晶は硬直する。 その放課後、再び、お決まりの脅し文句に促されて晶は久賀のアパートを訪れた。

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