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万引きは犯罪です-3
雑に引かれた布団。
曇りガラスの向こうで暮れ行く空。
中途半端に散らばった服の数々。
「あふっあぅっ……あぁぁんっ……いいよぉっ……っ」
仰向けに寝そべる久賀の上に逆向きに跨った晶は弓なりに背中を逸らす。
背面騎乗位、真下から容赦なく尻奥を突き上げてくる貪欲なペニスに口元やお股を、ぺにすをびちょびちょに濡らし、全身を蝕む甘い快感にゾクゾク背筋を震わせた。
上半身の衣服はそのまま、内側に籠もる熱に頭がずっとクラクラしている。
「あぁぁぁぁんっ……おちんぽでっ……いっぱい突かれて……っ熱いのぉ……っっ」
唾液の糸を口腔で幾筋も連ねて喘ぐ晶は、後ろ手で上体を支えていたのだが、途端に力が抜けた。
久賀の裸の胸に背中から倒れ込む。
すると、シャツやベストを限界までたくし上げられて、赤く充血して膨らんだ桃色乳首を指先で捏ね繰られた。
「ぁぁぁぁぁっ……乳首ぃ、ちくび……っ」
溶けかけの砂糖菓子さながらに白濁した久賀のペニスが弛緩した後孔を掘りまくる。
片手で乳首を捻るように抓りながら、もう片方の手で、晶の小さいなりにも勃起したぺにすをぬるぬる撫で擦る。
「にゃぅぅっっ……くがさぁんっっ……らめぇっいっちゃぅぅ……くがさんおちんぽで……とろとろンなっちゃぅぅ……っ」
両足を緩く開き膝を立てた久賀は、ラストスパートといわんばかりの速さで腰を振り立てた。
真上に乗る晶は眉根を寄せて身悶えた。
「あふっあふっもぉ、ほんと、いっちゃうっ、いっちゃうよぉっ、これっ、だめだめっ、だめぇぇぇ……いくぅぅぅぅ……っっ……っっ……!!」
晶はがくがくと全身を揺らしながら射精した。
急激に強まった締めつけに久賀もすぐさま、晶の中に、思い切り精液を放った。
「はぁぁぁぅ……っ中きてる……っくがさんの熱ぃの……んっ!んっ!」
痙攣する尻、アナルの奥深くでどくんどくん刻まれるペニスの脈動を晶は涎を垂らしつつ痛感した。
「お腹のなかぁ……あったかぁい……」
痙攣する下腹部に最後の一滴まで下からびゅるびゅる打ちつけて、久賀は、ずるりとペニスを引き抜いた。
白濁の糸がとろりと伸びて二人の下半身を卑猥に染めた。
「くがさぁん……」
甘えてくる晶に久賀はキスした。
互いに熱々な舌を絡め、クチュクチュと唾液を掻き混ぜ合った。
「ん……ふぅ……」
向きを変えられ、正面を重ねた格好で、何度も角度をずらしては不埒な舌先を絡め合った。
「お前、また勃起してる」
「んっ……だって……今、すっごぃ……気持ちいぃ……くがさぁん……ふぁぁん……」
「貪欲だな、クソガキ」
久賀は濡れた口元で失笑した。
次の日、商店街のメンチカツを晶と久賀は並んで歩きながら食べた。
「ショウ、お前、口の端についてる」
「あ、ごめんなさい、久賀さん」
end
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