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双子チェンジ!!-5
いつもはこんな感じだった。
「雪降ってきたぞ、草介、カイロ代わりになれ」
「ぎゃはは!くすぐったぃぃ~~!」
校庭にて体育の授業中、自分より小柄な草介を人間ホッカイロ代わりにして暖をとる佳織。
「zzzzz……あれ。葉月。今、何時?」
「四時半。授業は全部終わって、部活、もう始まっちゃってるよ?」
六限目辺りからぶっ通しで寝ていた武友のそばにそっと寄り添って宿題を解いていた葉月。
クラスで一番親しくしていた友達だった。
それがどうしてこんなにも今日は。
「大丈夫か、草介」
「い……痛ぃ……」
「びっくりさせて悪かった」
「ふぇ……ジンジンする……」
古びた旧館、隅の空き教室。
いきなり佳織にキスされた葉月。
予想もしていなかった突然の行為にびっくりした葉月はガタのきているイス上でバランスを崩してイスもろとも床にどーん、したのだ。
「どこが痛いんだ?」
背中やお尻を打って痛そうに眉根を寄せている葉月を佳織は覗き込んだ。
「草介」
ボク、さっき、カオリさんにキスされた?
急に仰向けから横向きに、両手であたふたと顔を覆ってエビみたいに丸く縮こまった葉月に佳織は吹き出した。
「今から冬眠でもするつもりか?」
勘違いなんかじゃない、キスされた、絶対、キスされた。
どうして?
からかわれた?
そうだよね、本気のキス、カオリさんが男相手にしてくるわけない……
「よいしょ」
「ひゃっ?」
随分と頼もしい腕力で引っ張り上げられて葉月はまたびっくりした。
次の瞬間には床に座り込んだ佳織のお膝の上。
完全、抱っこされた。
「やっぱお前あったかい」
痛い。
今度は胸が痛い。
ううん、痛いんじゃなくて、これって。
「でも、なんだろな」
ためらいがちに顔を起こして乱れた前髪越しに、おっかなびっくり、頬を紅潮させて自分を見つめてきた葉月に佳織は笑いかけた。
「いつもなら……お前にキスしたいとか絶対思わないのにな」
再び顎に添えられた指先。
今ならば簡単に想像がつく、キスされる、このままだと確実に。
だけど葉月は止められなかった。
募る胸の高鳴りにクラクラしそうになりながら佳織の唇を受け入れた……。
真面目な運動部員のコ達が整理整頓を心がけているピカピカなロッカールームにて。
「あぅ~~っ……タケくん……っ」
下は靴下しか身につけていない、ローファーも脱げ落ちている、ベンチ上で四つん這いになった下半身すっぽんぽんの草介。
草介の背中にぴったり覆いかぶさった、ベルトとホックを外して制服ズボンをボクサーパンツごとずり下ろしちゃっている武友。
緩々と揺れる腰。
お股でズリズリ擦れ合う童貞きゅんと……激反りきゅん。
「……タケくんと、オレのぉ……ずっと擦れてる……っっ」
さっき握らされて、シコシコした、タケくんのおっきなチンコが……オレの太腿の間、ぬーるぬーる、行ったり来たりしてる。
オレのチンコにめちゃくちゃ当たる、ていうか擦れてる。
硬くて、ふ、太いのが、ズリズリって、す、すごい……。
「もっと。太腿。ぎゅって。閉じて……?」
背中に触れる武友の体温、耳たぶにかかる熱もつ吐息。
「葉月の、太腿……。あったかくて……。イイ……」
童貞きゅんに纏わりついていた精液、激反りきゅんの垂らすカウパーがまざり合って、ぬちゅぬちゅ、先っぽどころか全体的にどんどんぬめっていく。
「あ、あ、あ~~……っ」
「また、握って……?」
「えっ……? タケくんの、おっきなやつ……握ればいーの……?」
「葉月のも。いっしょに。握って」
はぁはぁしながら腰を動かしている武友にお願いされて、草介は、ぎこちないながらも言われた通りにした。
仲よく擦れ合いっこ真っ最中の童貞きゅんと激反りきゅんに片手で触れて。
激反りきゅんの半端ない激熱感触にお尻の穴まできゅんきゅんさせ、ぬめり気ある双方を掌できゅっと押し包んでみたら。
「わっ」
武友の動きが加速した。
紛れもないピストン運動に初心な草介は涙ぐむ。
「ん。葉月……ッ」
童貞きゅんと激反りきゅんを一纏めにしていた草介の掌が一気に濡れた。
ビクンビクン痙攣した激反りきゅんから解き放たれた白濁飛沫。
勢いあって、量も多くて、ベンチにぱたぱた飛び散った。
「あう、あう……っタケくん……っ」
すごい、タケくん、いっぱいだした。
オレのよりもとろとろしてて、の、濃厚そう……?
葉月、タケくんとこんなえっちなこと、何回したんだろ?
まさか毎日?
オレにナイショで?
ずるい。
童貞きゅん激反りきゅんを握っていた手を顔の前に掲げ、赤ら顔でまじまじ眺めている草介に、射精したばかりの武友は照れた。
「あんまり……。見ちゃだめ……」
「……クンクン」
「……嗅いじゃだめ」
ぺろ……っ
「え」
「ン……やっぱり……オレのより濃い、かも……」
激反りきゅん汁がふんだんに滴る指を一舐めしたかと思えば、ぱくんっ、指二本を口に含んだ草介に武友は目を見張らせた。
「ん~~……まずぃぃ……まずいのに……クセになっちゃ……っひゃっ?」
お股の間に居座っていた激反りきゅんが引き抜かれてどきっとした草介、彼の背後で膝を立てた武友。
無意識えっち過ぎた草介に中てられて即復活した、むしろパワーアップした鬼反りきゅん。
ブレザーやシャツを大胆に捲り上げて草介のお尻を丸出しにすると。
ビッキビキな鬼反りきゅんをお尻割れ目に挟み込ませ、ずりゅずりゅ、尻たぶでしごかせて。
さらさらした手触りのお尻心地を恥ずかしげもなく腰を振って堪能した。
「えぇぇぇえ……っオ、オレのお尻ぃ……っお尻ぱんぱん鳴ってるの……っ?」
「ん……。葉月のお尻。ぱんぱん……してる」
えっちだよ、えっち過ぎるよ、タケくん。
さっきまで何の匂いもしなかったのに。
オレとタケくんの精液の匂いでいっぱい。
それにちょっと汗くさい。
オレとえっちなことして、タケくん、汗かいてる。
「タケくんの匂ぃ……きもちいい……」
武友と同様、自分も童貞きゅんをお股で仰け反らせた草介はひんやりベンチに片頬をくっつけ、思わずそんな言葉を。
「オレぇ……っタケくんにえっちなことされて……っきもちい……っこんなの、はじめて……っ」
これまでに武友が重ねてきたであろう葉月との営みを念頭におく余裕はすでに失われた草介。
肩越しにふやけた顔で涙目で見つめてきた草介に、かつてないくらい滾っちゃった武友。
お尻だけじゃ物足りなくなった。
草介のナカにまで……猛烈に興味が湧いた。
「はじめて……。俺も、こんなのはじめて、葉月」
「あ……っ?」
鬼反り汁でぐしょぐしょになっていたお尻の狭間、きゅんきゅんしていたアナルに、ぬるぬる、膨張先っぽが押し当てられた。
「あああ……っ? タケっ、タケくん……っ?」
さすがに動揺している草介の声色に理性は揺れたが本能はどうにもならず。
ちっちゃな穴にぐいぐいぐいぐい押しつけて。
強引に拡げて、興味を引かれてならないナカへ。
「や~~~~~…………っっ!!」
はいってきた。
オレのお尻んナカに、タケくんの、きちゃった。
「ひっっっっ」
根元までぐっっっさり、一気に挿し込まれて、童貞きゅんがびゅくびゅくと白濁滓を弾いた。
お腹が押し上げられるような圧迫感。
ずっっ、ずっっ、抜き挿しが始まると草介はベンチにぺちゃんと崩れ落ちた。
「せ……っせっくす、して……っタケくんとせっくす、してるの……っ?」
「せっくす……っ。してる……っ」
「あっっんっっ」
「葉月も……匂い、する……。クンクン……っ」
「やっっ!嗅いじゃらめぇ……っっあっあっあんっ……あんっ……あんっ……」
声が止められない草介の背中に抱きついて匂いまでスーハ―堪能しながら気持ちよさそうに武友はパンパンしまくる。
無臭だったはずのロッカールームは二人の匂いと熱気、こっそり甘々えっちでムンムンになるのだった。
「おかえり、そうクン」
「……ただいまぁ」
「どうだった? 大丈夫だった? 楽しかった?」
「フンっっ」
「……? タケくんといっぱいお話できた?」
「フンっっだ!!」
「???」
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