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ハピハロmyダーリン-2
「ぁ……っぅン……っ」
まず成沢が冬野にしたのはキスだった。
普段は唇を重ねて微熱を愉しむ程度だったが今夜は違う。
角度をつけ、尖らせた舌先でぷるぷる唇を割って口内に突進させ、滑った粘膜を舐めまくる。
速やかに湧いた唾液をフルに掻き乱して露骨に音を立てる。
コートを羽織ったままの成沢に薄明るい玄関でいきなりディープキスされて、冬野は、身を捩じらせた。
でも抵抗はしてこない。
コートの襟元を弱々しげに掴んで、ぎゅっと目を瞑り、年上の恋人に唇を捧げていた。
健気な冬野に感動した成沢、誇張された細いウェストに両腕を絡ませると、がっちりホールドした。
薄ら寒い玄関で呼吸も疎かに濃厚キスに夢中になった。
「んく、ぅ……ふは……ぁ、っふ」
か弱い顎に次から次に滴り落ちていく涎。
舌尖を結び合わせて互いの感触を確かめ合う。
止め処なく湧き出る唾液を飲み、飲ませながら、成沢は華奢な腰をホールドしていた両腕を解いた。
腰の括れから女子じみた柔らかな線を紡ぐ尻丘に両手を宛がうと。
適度についたお肉をむにゅっと。
「ぁっっ」
成沢の両腕の中で冬野は繋げていた唇を思わず離したが。
すぐに成沢に追い着かれてまた深く繋げることに。
柔らかなお尻のお肉を両手で好きなだけ揉む。
スカート越しじゃ物足りなくなり、フリル満載の裾を捲り上げ、直に揉もうとして。
成沢は目を見張らせた。
「……冬野、お前」
今度は成沢から唇を離して、すっかりまっぴんくに頬を染めた冬野のあいらしいフェイスを覗き込む。
恋人と自分の唾液でぷるぷる唇をたくさん濡らした冬野、こくんと、頷いた。
「うん……オレ、今……ノーパン」
ノーパン。
あの奥手そうな初心な純粋な冬野が、メイドさんコスプレの下は、ノーパン。
ノーパンメイドさん。
「お前……っエロ過ぎ……!」
「あっ……ひゃん……っ」
いきなりぐるんと立ち位置を変えられて冬野はびっくりした。
ドアと向かい合わせに立たされる。
まだ靴を履いたままの成沢は狭い玄関床で移動して背後に回った。
「ヨ……ヨシくん……」
白いフリルつきスカート裾が捲れて冷たい外気に露となった冬野のつやつやお尻。
明かりを点けたままの部屋から差す光でぼんやり照らされた冬野のお尻はとても綺麗だった。
「寒いし……恥ずかしい、ヨシくん……」
玄関でお尻を丸出しにされて恥ずかしく、部屋に戻りたそうにしている冬野を、成沢は無視した。
今夜はとことん欲望剥き出しになってやると決めた彼は、その場に、跪く。
至近距離に迫ったつやつやお尻からはふんわりバニラの香りが。
「……冬野、お前」
「え……?」
「シャワー、自分ちで入ってきたのか?」
「う……うん」
それは、つまり。
明日からはもう十一月、大分寒くなってきた十月末に自分ちでシャワーを浴びて部屋にやってきて、メイドさんコスプレに着替えて、しかもノーパンということは。
冬野もそのつもりで。
「ね、ヨシくん……部屋、行こう……?」
「……ご、めん……俺、我慢できんッッッ!!」
つやつやお尻をむにぃっと押し拡げた成沢は我を忘れて吸いついた。
冬野のアナルに。
「っっっっ…………!!!!」
冬野はびくびく仰け反った。
ドアに縋りつき、ぷるぷる唇をぱくぱく開閉させ、双眸をじわぁぁっと濡らした。
成沢は無心でアナル舐めに励む。
すべすべ尻たぶをぐんにぃと揉み掴んで、露となったアナルを吸っては舐め、舐めては吸う。
親指同士で肉穴を左右にくぱぁぁ……と拡げると密集した粘膜中心に舌先までずぼっと捩じ込んだ。
「あ……っやぁぁぁ……ヨシくん…………あん……」
細めた舌でアナルをぬぷぬぷぐぷぐぷほじっていた成沢は、はたと気がついた。
一端、捩じ込めていた舌先を抜くと、アナルから唇に唾液糸を連ねたまま冬野に問いかけた。
「……なんか……拡がってないか?」
「…………」
「冬野?」
「……、してたから」
「え?」
冬野はドアと向かい合ったまま、どきどき高鳴る胸に少し苦しそうにしながら、答えた。
「指で……いじってたから」
「…………」
「ヨシくん……あまり……してくれないから……オレ、自分で……ヨシくんとのこと、思い出しながら……指いれた」
「…………」
「指いれながら……しごいたら……すぐにいくようになって……だから、いっぱい……一時間で何度もいっちゃうこともあった……」
「……なんだよ、それ」
冬野、俺、我慢してたんだぞ?
俺だってお前が帰った後に何回も自分で処理したんだぞ?
お前に突っ込んで、突っ込んで、突っ込むこと妄想してたんだからな?
今日はもう本当セックス漬けのハロウィンにしてやるからな?
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