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ハピハロmyダーリン-3

「やんっ……ヨシくん…………!」 二人はまだ玄関にいた。 夜気で冷えていた指先を温めるように、冬野のアナルに指を三本ぬぬぬっと捩じ込み、火照った粘膜中心でぬっぷぬっぷ出し入れしていた成沢は。 一思いに三本指を引き抜いた。 「はぁぁ……んっっ」 ぴくんぴくんひくつくアナル。 拡げられた肉穴の奥で卑猥な色をしたぬるぬる粘膜も外気に覗いている。 やらしい眺めだ。 やらしくひくつくソコを視姦しながら、成沢は、やっとコートを脱いだ。 「……あ……」 カチャカチャとベルトが外される音を聞いた冬野は肩越しにぎこちなく振り返る。 足元にすとんと落ちたスラックス。 続いてずり下ろされたボクサーパンツ。 「あ」 はっきりと怒張筋を走らせたペニスが勢いよく虚空にそそり立つ。 ドアに縋りつく冬野はまっぴんくだった頬をどぴんくに染めた。 居ても立ってもいられないような様子で、もじもじ、内股となる。 ネクタイを緩めた成沢は冬野の腰を掴むと丁度いい高さに調整した。 根元を支え、ずる剥け亀頭を、ぴとりとアナルに宛がう。 「ひゃ……っ」 襞を増やすように、肉穴を捲るように、ゆっくりとそのなかへ進めていく。 「は……あぁ……ひぅぅ…………」 雄々しく張り出たカリ首まで挿入ると、根元を支えていた手も冬野の腰に添わせて。 ぬぷぷぷぷぷぷぷ…………と密集する肉粘膜中心に熱いペニスを割り込ませていく。 「は……ひゃぁぁ……あ、あ、あ……ああああ……」 ネコミミな冬野は本物の猫のようにドアをかりかり指先で引っ掻いた。 自分の体内奥に突き進んでくる成沢の勃起熱塊に震えが止まらない。 恋人のものに比べれば何もかもが劣る肉芯もぷるんぷるん揺れる。 ずぷ…………!! 恋人のものが根元まで冬野の蜜壷に挿入った。 「ほら……冬野……全部挿入ったの、わかるか?」 「は……ぁぁぁ……ヨシ、くん……」 「お前のなか……最高に気持ちいい……」 冬野はクラクラした。 自分の体内奥でどくんどくん力強く脈打っている成沢のペニスになにもかもが蕩けてしまいそうな。 「う……動いて……ヨシくん……」 「冬野……」 「オ、オレの……お……お尻のなかに……おちんちん擦りつけて……?」 成沢も成沢で、あの可憐な冬野が口にしたえっちなおねだりに殊の外クラクラした。 腰を掴み直すと、おもむろに、腰を引く。 ずるるるるるるぅぅぅ…… 「ぁっぁっ……でちゃぅ……おちんちん、でちゃ……」 ……ずぷぷぷぷぷぷぷぅ 「ひっ……ぅ……ぁぁぁ……っもどってきた、ぁ……」 緩やかなピストン運動に冬野のどこもかしこもじんじん疼いた。 勃起肉塊を迎え入れているアナル自体も、カウパーに濡れそぼつ肉芯も、メイド服に隠された乳首も。 全身が性感帯になってしまったような気分だ。 やがて徐々に速くなっていくピストン運動。 カリ首で粘膜を押し上げられ、ぷるんぷるん揺れる肉芯裏側も刺激されて、冬野はぎゅうっと拳を握った。 「や……! これぇ……濡れちゃう……すっごく、濡れちゃうよ……っヨシくん……」 「本当……? 冬野、どれくらい濡れてるの?」 脇腹から滑り込んだ成沢の利き手が冬野の肉芯に届いた。 とろとろに濡れた芯の先っちょを掌で優しく包み込み、ぬちゅぬちゅ、摩擦する。 「ひぃん……っ」 「本当だ……冬野のここ、すごく濡れて……」 「はぁぁ……っオレ……こんな濡れるなんて……ぁぅ……っあぁん」 「おちんちんでこんな奥まで突かれて、こんなびっしょり濡らすなんて……冬野、やらしい」 「ぁっ……ぁっ……ぁっ……」 「やらしくて……ッかわいくて……ッ冬野の全部、俺のもの……ッ」 「ぁっ、うんっ、ゃっ、ぁぁっ……っオレぇ、ヨシくんの……っ」 ピストン運動がさらに勢いづいた。 これまでの禁欲生活で溜まっていたモヤモヤ感を晴らすように成沢は冬野を攻め立てる。 青筋を竿表面にびきぃっと増やして冬野をがんがん突き上げた。 「ぁ! ぁ! ぁ!」 「な、冬野……いい……ッ?」 「ヨシく……っいいよ……オレのいちばん奥に……っヨシくんの精ぇ子……っおちんちんからだして……っ」 「うっ……冬野ッッ……う゛ッッッ!!」 「は……っぁぁ、ぁ、ぁ……!!」 冬野のアナル底で限界まで膨れ上がった勃起熱塊ペニスから精液飛沫が派手に弾けた。 狭苦しい蜜壷がねっとり白濁汁でたちまちたっぷり満たされる。 「はッ……冬野……! っく……ほら、お前も……出して……!!」 「あっあっ、らめっ、おちんちんっ、そんなしたらぁ…………ぁぅぅん…………!!」 成沢の掌に執拗に強めに愛撫されて冬野はぶるぶる痙攣した。 体内に居座る射精ペニスをぎゅううっと締めつけ、恋人の手に抱かれた肉芯から、堪え難い濃密飛沫を解き放った……。 一晩中してやると息巻いておきながら空腹には勝てずに。 玄関床に落としっぱなしにしていた二つの箱の内、パンプキンケーキが入っている方を開封して、成沢は冬野と一緒に食べた。 「ほら、くるみ」 成沢が指に摘まんで差し出した胡桃を、乱れたネコミミメイドさんコスプレな冬野はもじもじしながらもぱくっと食べた。 「ん、くるみ、おいしいね、ヨシくん……」 俺と冬野のファーストハロウィン。 十二月のファーストクリスマスにはいちごのショートケーキいっしょに食べようか、なぁ、冬野? ……も、もしかしてネコミミサンタさんコスプレしてくれるかな、冬野? end

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