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ウチの双子が俺溺愛で困る-6
一朗は眩い笑顔を保ったまま、湯船から突き出ていた巽己のペニスをきゅっと握り締めた。
腰の動きに合わせてリズミカルにしごき始める。
乳首への奉仕も忘れず、突起を四方から舌先で可愛がる。
「あ……巽己くんのなか、締まったぁ……」
お湯が荒々しく波打った。
巽己は浴槽の縁を掴んで揺さぶられる上体を支えると、一朗の掌の中で過敏に我が身を昂らせた。
「あ……ひ……も、もぉ……っ」
「ん……っ巽己くん……!」
騒がしく波打っていた水面が不意に静まった。
奥まで一思いに放精されて肉壁が泡立つ、そんな際どい感覚に、熱せられていたはずの背筋がぞくぞく震えた。
「……一緒にいったね、巽己くん」
達したばかりで締まりない巽己の口元に、一朗は、ちゅっとリップ音を立ててキスした。
「一弥には秘密だよ?」
「秘密」とお互い言っておきながら。
結局双子は互いに自ら「秘密」をばらすのだ。
「一朗、エビフライ一つ多いからってドヤ顔しないでくれる」
「羨ましいんだろ~、一弥にはあげないもんね」
「フン。ボクなんかこの間巽己さんとそこで立ちバックしたんだから」
「はぁ? オレなんか風呂ん中でしたし!!」
「うるせぇ、黙って飯食え、エロ馬鹿共が」
その日は巽己が翌日を休みとする土曜日だった。
その夜だけは、双子は、二人仲良く揃って寝床に入り込んでくる。
「あっあっ巽己くん、この間よりきつく締めつけてくるよ……?」
布団に仰向けになった巽己の両足をがばりと開いてピストン運動に励む一朗。
「巽己さんの乳首、ビンビンですね……すごく可愛い」
枕元にあぐらをかいて胸元に両手を伸ばし、乳首をぐにぐに捏ね繰る一弥。
「も……っいい加減、寝かせろ……っ、んぁっぁ」
双子の息の合ったプレイに否応なしに喘がされる巽己。
すでに腹やら股座には放たれた白濁飛沫が付着し、滴っている。
「ん……じゃあ、これ入れて後二回したら終わろっか?」
「それならボクは後三回」
「じゃあオレ四回」
「そうなると五回」
「ばっ、ばかたれぇっっ、んなできっか!!」
俺、どっかで育て方間違えたかな。
でもまぁ犯罪とか悪ぃ行いに手ぇつけられるよりかはマシか。
「ひっ脇腹舐めるな! くすぐってぇよ!」
「可愛いです、巽己さん」
「ここも綺麗にしてあげるっ」
双子は巽己のペニスを二人同時にぺろぺろ舐めまくった。
器用に動く一弥の舌先がカリ首から上を丹念に舐り、一朗は大胆に頬張った双球にきつく吸いついてくる。
「うあぁぁ……っちょ、出る……! 出っから離れろ!!」
身を引こうとする巽己とは反対にさらに熱心にご奉仕してくる双子。
結果、巽己は二人の顔に……。
「……俺はあいつに半殺しにされても文句言えねぇ……」
「あいつってママのこと? そんなことさせないよ?」
「ボクと一朗で全力で巽己さんのこと守ります」
二人の揺るぎない言葉に巽己はちょっとホロリときたが。
自分が顔に浴びせてしまったヤツを指に掬っては嬉々として舐めている二人にげんなりし、壁際に追いやっていた上布団に包まった。
「巽己さん、おやすみなさい」
「おやすみ、巽己くん!」
前後から双子に抱きつかれる。
半端ない圧迫感を覚えながらも今は疲労が勝り、巽己は重たい瞼を閉じる寸前、思うのだ。
自分で言うのも何だが溺愛も程々にしてくれ……。
end
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