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獣耳なショタな-2
とりあえず冷えた体を暖めなければ。
水気を含んで重たくなったシャツを一息に脱がせると寝台に寝かせ、ブランケットを重ね、コートもかけた。
そして俺も上半身裸になるとルゥナの隣に潜り込んだ。
人肌で冷たさを取り除こうと俺はルゥナを抱きしめる。
獣に襲われた傷が多々あるので、きっと、怯えているに違いない。
「……匂い……しました……雨でだいぶ薄くなってました……でも、糸みたいに……ザギに……つながってました」
ルゥナはすんすん俺の匂いを嗅いでいた。
ひんやりした頬を胸板に押し当て、俺の心配も余所に、安心しきったようにまぁるくなっている。
「……あったかぃ……」
ルゥナはそう言うと俺にキスしてきた。
俺もルゥナにキスをした。
俺の体に乗っていた小さな体を反転させ、体重がかからないよう、しかし密着した素肌が離れ離れにならないようにして。
ありったけの微熱をその唇に注ぎ込んだ。
「ふぁ……あったかぃです……もっと……もっとほしぃ……です」
ザギのこと、もっと、いちばん、ほしぃ。
ルゥナを暖めなければならないのに俺のほうが独りでに熱をもってしまった。
そのか細い体に分けてやろうと、もっとルゥナに口づけようとしたら。
「やっぱりここにいたんだね、ルゥナ」
気配を消すのがうまく「ゴースト」という異名持ち、この森一番の猟師かつ優男ディナイが、いつの間にか寝台の傍らに立っていた。
ルゥナが俺のモノを舐めている。
自分で言うのも何だがまぁそれなりに経験ある愚息を、小さな舌で、小動物みたいに。
時に柔らかな唇をぴとりと亀頭に這わせると鈴口をくすぐってくる。
あっという間に勃ち上がった愚息の竿部分をか弱い掌で小刻みに擦っていて。
舌や唇だけじゃなく、やたら火照った吐息の感触さえ刺激に思えた。
「ふぁ……あふ……んぅ」
四つん這いになって俺のペニスを舐めるルゥナの向こうにはディナイがいた。
少女じみた尻丘の狭間、後蕾に指を抜き挿ししながら、熟れ始めた果実をくちゃくちゃしごいている。
「君が一人にならないよう僕が一人になることを選ぶなんて、この子は君に首ったけだね、ザギ?」
「…………」
「んっんっ……ふ……ふぅ……っ」
「照れているね? ふふ、こんなに可愛いルゥナに一目惚れされて羨ましいな」
「ッ…………」
「ん……っ……ザギのおちんちん……またおっきく……なりました」
ディナイから尻孔と果実を同時に攻められて身をくねらせながらも、ルゥナは、俺のペニスを舐め続ける。
狼っぽい、ふさふさした獣耳を撫でてみれば、きゅっと目を閉じて、またそっと開いて、愚息の天辺を浅く口に含みつつ、上目遣いで俺を見つめてきた。
「ザギ……このおちんちん……ほしぃです」
ぬるぬるした舌を裏筋に擦りつけ、ざらつく質感を惜しみなく注いで、無垢なる眼差しで願ってくる。
「ぼくのあなに……いっぱい……いれてほしぃです」
「だってよ、ザギ?」
ディナイは優しげな笑みを浮かべてルゥナを抱き上げた。
がばりと大股開きにされたルゥナの、それまで見えなかった果実が、後蕾までもが、俺の視界に飛び込んできた。
とろりとした果汁滴る果実はピンと上を向いている。
ディナイの指を奥深くまで呑み込んでいた後蕾は少し拡がりを見せ、ひくひくと震えていた。
「おねがい、はやくぅ……ザギぃ……」
恥ずかしがるどころか素直に繋がりを希うルゥナに、俺は、近づいた。
反り立っていたペニスの根元を握り、向きを調整していたら、ご丁寧にも背後からディナイがルゥナのひくつく後蕾を左右に押し拡げた。
くちゅ…………
「んっぁ」
亀頭の頂を湿った後蕾にくっつけただけでルゥナはびくりと痙攣した。
ゆっくり、肉襞の中心へ、ペニスを捩じ込んでいく。
「ひゃぅ……」
びくっびくっと痙攣する太腿。
さらに果汁を弾く果実。
獣耳までか弱げに震えている……。
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