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サンタがトナカイにキッスした-2

「ッ……むしろ恐縮なんです」 「そんな。僕はただの一介のサンタですよ?」 「とんでもないです! 白雪サマはみんなが憧れるスーパーサンタクロースです!」 「……大袈裟な」 魅惑的流し目によるレンズ越しの視線にカイ君、ぞくり。 芳醇ワイン滴るグランドペニスがぶるり。 「ふ……かわいらしいですね」 独りでにぶるつく肉棒の根元から頂きにかけて、ねっとり、舌を這わせる。 裏筋に唾液を纏わせては音を立てて啜り、舌尖でカリ首を巧みに刺激して。 滑らかに剥けた亀頭を大胆に頬張った。 「うッ」 すごい、白雪サマ、すごい。 ていうか、こんなことされるの、初めてで。 サンタ候補生や下級サンタに告白されたことはあったけど、その気になれなくて、体だけのお誘いもあったけど、そんなこと駄目だと思ったから。 「あ、だめ、です……白雪サマ……」 「……聞いています、君は潔癖だと」 「……別に潔癖とかじゃ……あうっ」 「ン……こんなに立派なご子息を擁しておきながら……初めて、ですか?」 「……ハイ」 恥ずかしそうにカイ君が返事をすれば白雪の微笑が艶然と深まった。 「こちらこそ光栄ですよ、カイ君?」 身を離したかと思えばブーツを脱ぎ捨て、下肢の服まで全て脱ぎ捨てた白雪に、カイ君は慌てて目を反らした。 上半身は腕章をつけたサンタ衣装なる気品溢れるワインレッド色の正装スーツにネクタイ、下肢の中心はシャツで絶妙に隠れて、露となった見栄えよい太腿、ふくらはぎ、足首。 必死で目を反らし続けているカイ君に跨ると、そっと顔に両手を添え、白雪は純情トナカイ人間の視線を自身のミステリアスな双眸へ招く。 「……君の初めての人になれて光栄です」 「え、あ、んむ」 白雪に口づけられたカイ君は恐れ多い余り見事に固まった。 そんな硬直を溶かしてやるように白雪は。 ワインに濡れてそそり立つペニスを秘められた肉孔へ。 「んっ? んんっ!? んーーー!?」 塞いでいた唇を解放してやれば、かつて経験のない悶絶感覚に肉棒先端を包み込まれたカイ君、涙目で白雪を見つめてきた。 「しっしっ白雪サマぁッ……ッ」 「……本当に可愛い、君って」

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