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いぢめさせて平凡くん?-5
「あークソ、だめだ、服越しだと物足りな」
「晴樹のお尻、ナマで感じさせて」
「ええええっ、ちょ、なにして、わぁ、わぁぁぁぁ……っ」
前後でベルトをカチャカチャ、ファスナーを下ろすジィィ……という音が鳴らされて。
晴樹が止める暇もなく取り出された二人の非童貞ペニス。
「おっ……おっきぃ……」
ついつい童貞男子が口にした素直な感想に西條も伍藤もニヤリした。
「俺の、立派? 男らし? かっこい?」
恥ずかしげもなく露出させた熱もつペニスを太腿にズリズリ押し当て、頭がぼんやりし始めている晴樹に尋ねる西條。
「晴樹、俺のはどう。西條と比べてみて? 俺の方が絶対かっこいいから」
ピーチ色のレースに覆われた尻たぶの狭間に平然と擦らせ、震える晴樹の手をとって滾るペニスを握らせた伍藤。
「ふ、二人とも……すごい……」
「いやさ、どっちがすごいわけ、ハレル」
「俺とくそむかヤンキー、どっちがすごいのかハッキリさせて」
アンバランスながらも何気に紐パンを履きこなした晴樹のお尻目掛けて前後から擦り寄ってきた非童貞ペニス。
ざらつくレース越しに童貞ペニスに纏わりつく。
フロントに、バックに、競い合うようにしつこくズリズリしてくる。
「や……やだ……っ」
逃げたくてもパツキンヤンキーとムッツリ眼鏡に挟み込まれて逃げ場がない。
わけわかんない。
それに……二人のすごいのに擦られてたら……おれまで変な気分に……おれのまで熱くなってきて……うわぁあぁあぁ。
「ん。ハレルのハレルもかたくなってきた」
西條に指摘されて晴樹はブンブン首を左右に振った。
「た……たってないっっ」
「うそつくな。ほら」
えげつない腰遣いで、色鮮やかに充血したペニスに隆々と膨れてきたピーチ色フロントを擦り上げられて、晴樹は「ひっっ」と上擦る悲鳴を上げた。
「うそつき」
ヒクヒクと震えた晴樹の口元をタンピアスで舐め上げて西條は笑う。
「晴樹のさらさらしたお尻なら、いろんな女の子のぱんつ、似合いそう」
ちっとも嬉しくならない褒め言葉を伍藤から耳元で囁かれて耳朶が軽く火傷したような気がした。
「なーなー、ハレル、で? どっちがすンごい?」
「俺だよね」
「俺だろ」
「わっ、わかるかぁっ……ひっっ、伍藤くん、なにやって……ッッ」
晴樹はギクリした。
紐パン尻に擦りつけられていたムッツリペニスが太腿の狭間からお出まし、尻コキから素股コキに切り替えられて慌てふためいた。
これだと、ううう、タマタマの方まで擦られちゃ……。
「うっわ、どぎつ、これが正にヤリチンってやつか」
「百人切りヤンキーに言われたくない」
口では冷静に互いを貶しつつも下半身はすっかり出来上がって興奮している二人。
先走ったカウパーが総レースのピーチ色を卑猥に濡らしていく。
薄っぺらな布を隔てて起立し始めた平凡童貞ペニスをこれでもかと擦り立てるヤンキーペニス。
太腿間の逆三角ゾーンを小刻みに行き来するムッツリペニス。
大胆に加速する西條と伍藤に挟み込まれた晴樹はぐっっと項垂れた。
「うひぃんっっ……でっ……でひゃぅ~~~……っっ!!」
部活帰りと思しき制服姿の高校生もいれば家族連れもいる賑やかなファミレスにて。
「ハレルの好きなもの何でも食べていーよ」
「俺はどれにしようかな」
「ムッツリ眼鏡は自腹コースだからな、そもそもなんでついてきたのかも意味不明、邪魔、一先ず消えてほしーわ」
「俺からしたら何でくそむかヤンキーがここにいるのか解せない」
「バーーーーカ」
「低能」
「や……やめようよ、学校じゃないんだから」
ソファ席に一人で座った晴樹は立てたメニュー越しにおっかなびっくり二人を注意した。
『は? 俺がハレルの隣だし? つぅかなんでお前いんの? ここでバイトしてんの? 早く厨房行けば?』
『お前こそなんでいるの、あ、ここが自宅? ファミレスに住んでるヤンキー系?』
どちらが隣に座るか揉め、店員と他の客の注目をビシバシ浴び、向かい側に何とか二人を座らせた晴樹なのだった。
早く帰りたかったのに。
今日の晩ごはん、おれの好きなアジフライだったのに。
それに、スゥスゥして、ぜんっぜん落ち着かないんですけど。
もちろん現在の晴樹はちゃんとズボンを履いている、三人分の男子高校生汁で汚れたぱんつは学校のゴミ箱に捨ててきた、後で見つかって騒ぎになったらと晴樹は青ざめたが、二人は平然と廃棄に至った。
で、自前のボクサーパンツを取り戻したかというと。
『じゃあ次コレな』
水玉紐パンを手渡され、その場でさらに青ざめて、今も顔色が優れずにお尻をムズムズさせている晴樹なのだった。
「西條くん、おれの、後でちゃんと返してね」
「もちろんドリバ込みおっけー」
「いや、あの、おれの……ぱんつ……」
「また盗むつもりか」
「盗むとか言い方ワル、さすが倫理観がクズな眼鏡」
「盗んでるとしか言いようがない、なぁ、晴樹?」
「あ……あぅ……」
これ以上目の前で二人の言い争いを見るのも嫌で晴樹は口ごもった。
ただただ帰りたい。
ふつうのパンツが恋しい。
想像もしていなかった、美形ヤンキーとムッツリ眼鏡による受難の始まり。
平凡男子は密かにため息を押し殺すのだった。
「それにしても、さっきの晴樹、ほんと可愛かった」
「へっっ?」
「うひぃんっっ……でっ……でひゃぅ~~~……っっ!!」
「っ、っ、っ……やめてやめてやめてやめて」
「完コピできるくらい余裕で脳裏に焼きついた、動画撮っときゃよかったわ」
「ほんとやめて、西條くん」
「あ。今再現してみてくれない、それ撮るから」
「お。ムッツリ眼鏡に同意すんの癪だけど、ハレル、再現してみ?」
「っ、っ、っ……ばーかばーかばーかばーか!」
なんてこたぁない「ばーか」連発中の半泣き晴樹を動画撮影して密かに悦に入る西條と伍藤なのだった。
end
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