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しょたヤンで何が悪ぃ?-7

「小学校最後の一年間、担任をさせてもらいます、よろしくお願いします」 五年生のときは隣のクラスの担任だったシマ先生。 六年生になって、自分の担任になったことが、ミサキには信じられなかった。 他の先生と比べて淡泊で、体育祭でも文化祭でも波のない平行線テンション、授業参観でも場を和ませる冗談一つ言わない。 自分が知っているオトナにはなかったシニカルで独特な佇まい。 ミサキはずっと気になって仕方がなかった。 小学校最後の一年間、シマ先生と過ごせるなんて夢みたいだった……。 「暑いな」 ミサキがシマ先生のおうちにお邪魔して一時間近くが経過していた。 「っ……はぁ……はぁ……っ……はぁ……」 敷布団の上にくたりと力なく横たわったヤンキー児童。 半袖シャツは脱げかけて片方の肩が露出していた。 汗ばむ首筋にはネクタイが絡まっている。 瑞々しい褐色肌には白濁の雫が点々と飛び散っていて。 緩く開かれた両足の狭間はローションでぬるぬると(ぬめ)っていて。 シマ先生の指二本を呑み込み、時間をかけて丁寧に解されたショタ穴がヒクヒクと心細そうに震えていた。 ……センセェにケツんナカ、いぢられた。 ……最初は違和感ありまくりで、ちょっと痛くて、怖かった。 『この辺。前立腺』 『ぜん、りつ、せん……?』 でも、いぢられてる内に、もっともっと熱くなってきて。 『ほら。内側のコリコリしてるとこ、なぞってるの、わかるか』 ぜんりつせん、ってとこ、センセェの指で突っつかれてたら、チンコが勝手にボッキして。 『ぁっ、ぁっ、そこ……変……コリコリしてるとこ、やばぃ……』 『男子児童の肩書きで、こんなところでイッパシに感じて、えろい奴』 『ッ……センセェが、んなしつこくいぢっから、ぁ……ぁ、あ、ぁ、ン……っ……ふゃ……っ』 連続グリグリされたら……また射精()っちゃった……。 「……あ……」 クッションと枕に後頭部を預けていたミサキの吊り目がブルリと波打った。 腰を上げたシマ先生は畳の上に立つと一思いにベストを脱いだ。 軽くウェーブがかった黒髪が乱れる。 肩で息をつき、ずれた眼鏡をかけ直す、たったそれだけの仕草で爆走し出した鼓動。 次に腕捲りしたワイシャツのボタンが外されていき、初めて目の当たりにする担任の胸板に心臓はバクバクと荒ぶって。 その手が彼自身のベルトにかかり、スラックスのフロントを寛げ始めると、自分が脱がされたときよりも倍の緊張感に苛まれた。 「俺のこと視姦してる?」 好奇心に勝てず、視線を逸らせずにいるミサキの前でシマ先生は……我が身を曝した。 「………………」 下肢の服を脱いだシマ先生は布団の上へ戻り、あからさまに絶句している教え子に思わず吹き出した。 「ビビっちゃったか」 想像を大いに上回るサイズ感に混乱していたミサキは、はたと我に返り、負け惜しみの憎まれ口を叩く。 「べ、別にビビってなんかいねーし、オトナってそんなモンだろっ」 くっきりした括れ。 太く硬く屹立したペニス。 膨張した先端をぷにぷにしたお腹に押し当てられた。 「この辺までいくかも」 ゴツイ感触にアセアセし、何を言われたのかわからずにキョトンとして。 間もなくして意味を理解したミサキは口をパクパクさせた……。

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