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君は幼馴染み-10

(いやもうこれって本番スレスレなのでは!?) 「や、大和ぉ……これほんとに挿入ってない? 先っぽ挿入ってない……!?」 タオルの上で再び四つん這いになった幸太。 先程から引っ切り無しに鳴らされる露骨な音に鼓膜までジンジンと疼くようで、その何とも卑猥な感覚に下半身は火照りっぱなしだった。 「挿入ってない、一ミリも……」 幸太の細い腰を掴んで空中に固定し、律動していた全裸の大和は答える。 確かに挿入には至っていなかった。 ローションを馴染ませたペニスは幸太の尻たぶの狭間を行き来して、後孔表面を頻りに擦り立てていた。 いわゆる尻コキだった。 バックの体位で密着してきた大和が腰を振り、ぷっくりしてきたお尻の穴をペニスの裏側で繰り返し摩擦される。 「な、なんだよこれぇ……っ……なんでこんなこと思いつくんだっ……この変態スケベっ」 ぬるぬる、ぬるぬる、延々と続くぬるぬる攻め。 お尻の穴に押しつけられるカチコチな質感に幸太の表情は切なげに歪んだ。 「幸太のお尻、あったかくて、ぬるぬるしてて、気持ちがいい……」 「ぬるぬるしてんのはローションのせいっ……節約するんじゃなかったのかぁっ……んんっ……あっ、うそ、大和ってば……」 尻コキから素股へ。 閉じた内腿の三角ゾーンなる隙間にぬるりと滑り込んできたかと思えば、今度はお股をグチュグチュと擦り上げられて、幸太は背筋を引き攣らせた。 ローションのおかげでいつも以上に際どい快感が生じる。 とろとろ塗れのペニス同士がぬるぬるぬるぬる擦れ合い、絡まり、ぶつかり、縺れ合った。 「幸太……想像しろよ……?」 「ふぇぇっ……?」 「本番では、コレがお前のナカに挿入って、直に突き上げられるんだからな……?」 先走りが滴ってさらにヤラシク濡れていく股間。 欲望のままに快感を追い求め、内腿の隙間に捻じ込まれた太く硬く長いペニスがお股を幾度となく行ったり来たりする。 「や……やっぱり二学期に……夏休み中、むりかも……っ」 怖気づいて弱音を吐く幸太に大和は覆い被さった。 無防備に捲れたシャツの内側に両手を忍ばせ、両方の乳首をキュッとつねった。 「ゃっっっ」 「だめ、二学期まで待てない……夏休み中にする約束だろ、幸太……?」 「お、おれぇ……約束してなぃぃっ……約束した覚えないっっ」 「……」 「あ~~~っっっ……乳首ぎゅってすんなぁ……っ……あっ……あっ……あっ……!」 胸の突端にツンと芽吹く突起を捏ね繰り回される。 指と指でぷにっと摘ままれ、器用に小刻みにしごかれて、幸太は耐えられずにベッドに突っ伏した。 「約束する、幸太……前後不覚になるくらい気持ちよくするって……」 「ぜ、前後不覚になりたくなぃぃっっっ」 「お前のこと、俺、精一杯抱くから……」 ズリズリズリズリ、膨れ勃つペニスでお股を愛撫され、ぷにぷにぷにぷに、ローションに滑る指で両乳首をたっぷりいじめられて。 「ぃ……っ……いっちゃぅ……っ……っ……っ……!」 幸太は本日二度目の射精に至った。 ビクつく先っちょからバスタオルに向かってびゅくりと精液を弾いた。 「ん……偉いな、幸太……またいっぱい射精して……イイコだな……」 低く喘ぎがちな声で大和に「イイコ」と褒められて幸太のお腹の奥は爆ぜそうになる。 「ふぁぁ……大和ぉ……」 「俺も、そろそろ……ッ……く……ッ……ッ……ッ」 「ッ……ッ……ッ……や、大和の……いっぱい……チンコ、ブルブルって……すごぃぃ……」 幸太のお股で絶頂を迎えた屈強ペニス。 キレッキレな勢いで次から次に濃厚白濁をびゅーびゅー迸らせた……。 「う、わ、ぁ……大和、毎回、なんでこんないっぱい……いくとき、チンコすごいブルブルするし……毎回やばぃぃ……」 「……幸太にそんなに褒められたら、俺、おさまらなくなる……」 「ひっ! いー加減、乳首ぷにぷにやめろ~~~……!」 「えっっ! 辛ぁっっ!! このラーメン辛いじゃん!?」 「俺には普通なんだけどな」 「かっらぁ~~~!! げほげほ! ごほぉ!」 「……」 「あ! なんで水遠ざけんだよぉっ? お水ちょーだい!」 「辛い辛いって焦ってる幸太、ついクセになる。涙ぐんでるところも可愛い」 「ッ……ッ……ッ……ッ……ッ……!!」 (本番中、ドSな大和に意地悪されたらどうしよう、ドMに開発されたらどうしよう……!!)

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