609 / 611

君は幼馴染み-13

「ほら、幸太、水だ」 浴室から特大ベッドへ持ち運ばれた幸太。 大和に声をかけられても反応できずにぼんやりしていたら、ミネラルウォーターを口移しで飲まされた。 「ッ……んんん……!?」 正気に返った幸太は目を見張らせる。 「んごほぉ!」 「ッ……ふ……すごい咳き込み方するのな」 「いっ、いきなり変なことしてくるからだろっ……自分で飲めるし! ちょーだい!」 大和に差し出されたペットボトルからミネラルウォーターをごくごく飲んで、ようやく人心地ついた……かと思いきや。 (ひッ……!) すっかり臨戦態勢に入ってる大和の股間に幸太は身を竦ませた。 「や、大和……お願い、もうちょっと縮小化して」 「縮小化は無理だ」 「ふぇぇぇ……」 泣き言を洩らす幸太を前にして大和はローションの入ったボトルを手にする。 ポンプ式でプッシュして汲み上げたローションを掌にとると、あからさまに火照るペニスに隈なく馴染ませた。 「や……大和、お前なぁ……っ」 「きちんと馴染ませないと。幸太に痛い思いさせたくないからな」 まるで自慰じみた手つきで我が身に念入りにローションを塗りたくる幼馴染みに、幸太は、無視できない新たな興奮を抱く。 (え、えろい……無駄にえろい……!) 「っ……あ、おれはもういいって……」 再び後孔にローションをすり込んできた大和を幸太は止めようとした。 「幸太のココ、大分解れて柔らかくなってる」 確かに、節くれ立つ指が第二関節まですんなりにゅるりと挿入されて幸太はビクビクと感じてしまう。 「は……ぁ……ぅ……っ」 「ほら、二本、簡単に挿入った……」 「あっ、あっ……ソコ……ムズムズして……」 「ココか? この辺がイイんだ……?」 「ぁぁぁ……っっっ」 浴室で散々暴かれて一段と敏感になっていたGスポット。 コリコリとしたところを指先でたんまり可愛がられ、幸太は薄っぺらなお腹を過剰に波打たせる。 「んんっ……そこぉ……」 「ココだろ……?」 「あんっ……大和ぉ……変になっひゃ……」 「ああ……俺もおかしくなりそう……」 Gスポット攻めにハァハァしていた幸太は、少し苦しげな大和の声に否応なしに胸を突き揺さぶられた。 ずるりと引き抜かれていった指。 代わりに訪れたのは脈打つペニスの頂きだった。 十分に解されてヒクヒクしていた後孔にぐっと押しつけられる。 ローションの滑りも手伝って、ぐぐぐぐぐ……、そのままナカへ……。 (大和の……とうとう、おれのナカに……) 指とは比べ物にならない強烈な存在感だった。 解したとはいえ、まだまだキツキツな尻膣。 隆々と滾るペニスをそう簡単には受け入れようとしない……。 「ッ……幸太、力、入れ過ぎだ」 「だ、だだだ、だって……! お……おっきぃ……これ長くて太くてっ……おっきすぎぃ……っ」 「……」 「う、わ、ぁっ? ちょちょちょっ、さらに膨らますなぁ~~~……!」 あんまりにも凄まじい存在感に狼狽え、ムードなど知ったことかと幸太はぎゃんぎゃん喚く。 (こんなん全部挿れられたら! おれのお尻! もうお尻じゃなくなるかも!) 「幸太、あんまり大声出したら通報される……」 「おおおおっ、おれのお尻のためだったら、それも致し方ないかもっ……」 「あのな……」 「だから縮めてって言ったじゃんかぁ~~っ……これでかすぎっ……何食べたらこんなマッチョチンコに成長すんだよ~~っっ」 「ッ……ッ……幸太、今、大声を出されたら……俺もきついんだ……」 幸太は、はたと口を閉じる。 特大ベッドの特大枕に後頭部を預けて仰向けになっていた幸太は、大和の顔に恐る恐る焦点を合わせた。 「……お前のナカで押し潰されそう……」 濡れた前髪のかかった双眸は発情しきって逆上せているようだった。 僅かに眉根を寄せ、やはりどこか苦しげで、それでいて色っぽくて、大人びた精悍さにより磨きがかかっていて。 しなやかに引き締まった体から立ち上るオーラじみた熱波に幸太の心臓は鷲掴みにされた。 「え……え……えろい……」 思わず本音を呟き、途方もなく昂揚している幼馴染みに心身ともに奪われた。

ともだちにシェアしよう!