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ツンなジキルはインファンテリズムハイド持ち-4
「んんん……っおいし……です! ユズさんのヨーグルト!」
一滴残らず飲み干した森永は勢いのまま杠葉にキスした。
一日にキスしないことなんてざらにある二人で。
こんなに長い間唇を重ね合ったのはこれまた初めてのことで。
「っぷは……ぁっ……おくちのなかぁ……とろとろ……」
とろんとした目で、あどけない物言いで、容赦なく自分を煽る杠葉に。
森永の興奮は落ち着くどころか上昇していく一方だ。
「ん……もりながぁ……?」
脱力しがちな杠葉をぐるんと引っ繰り返すとベッドにうつ伏せにし、完全に覆いかぶさった。
未だはちきれんばかりに勃起しているペニスを小高い尻の狭間に押しつける。
可憐に息づく蕾孔にぐりぐり擦りつける。
「ん・ん・んっ……もりながの、おちんちん、あたってるの……」
「ン、ユズさん……俺のおちんちん、どこにあたってます?」
「ん……? おしりの、あなぁ……?」
あ。これやば、暴発しそ。
「ユズのお尻に、もりながの、かたぁいおちんちん……あたってるの」
「ッ、ッ(鼻血出そッ)、そうです、俺のおちんぽ、ユズさんのきれいなお尻に……いれちゃいますね……?」
杠葉はぎゅぅっとシーツを手繰り寄せた。
常日頃静謐に閉ざされがちな唇を緩ませ、腰から下をビクビク波打たせ、熱々カチコチなペニス挿入に喉をヒクヒクさせた。
「お尻ぃ……ひろがってぅ……おちんちん、ユズに、ずぶずぶきてぅ……」
「い、痛いですかッ……? やっぱ慣らした方が……ッ」
急ぎ過ぎたかと腰を止めかけた森永の真下で杠葉はフルフル首を左右に振った。
寝バックに挑もうとしている年下の恋人をチラ、と見上げ、あどけなく笑った。
「もりながの、ヨーグルト、ユズのお尻にたっぷりほちぃ……」
ベッドに腹這いになった杠葉の双丘に向けて激しく上下する森永の腰。
二人とも上に服を着たまま、下は剥き出しという姿で深夜エッチにこれでもかと溺れる。
「んっんっんっんっ!ユズさんのお尻のあなっ!すっごく奥とろっとろ!俺のおちんぽ好きで好きで堪んないみたいに締めつけてきますよッ!?」
「あんっあんっあんっ……しゅきっ……ユズぅ……もりながのおちんぽ、しゅきぃ……っずっといっしょ、いたぃの……っ」
辛抱堪らん状態となった森永は杠葉の細腰を掻き抱いた。
寝バックから四つん這いにし、本能のままに腰を何度も何度も振り仰ぎ、きつく締まった蕾孔にペニスをずんずんずんずん打ち込んだ。
「みゃぅっっ……お尻ぃ……あちゅぃぃ……っ」
「ッ、ユズさんユズさんユズさんユズさぁぁぁんッッ!かわいッッ!かわいすぎッッ!かわいいユズさんのお尻でッッ!俺の精子ぜっっんぶ受け止めてくださッッ!」
森永の荒ぶる腰カクに杠葉は涙を散らして何度もコクコク頷いてみせた。
「ほちぃっ……ユズぅっ……もりながの精子ほちぃよぉっ……ユズのおなかに種付けしてぇっ……?」
たたたたた種付けッッッッ!!!!
「あんっっっっ」
荒ぶる森永にたんまり初種付けされて、杠葉は、シーツと自身の狭間で濃厚とろとろを再び放った……。
「むにゃ。ユズさぁぁん」
朝方、森永はあほ面で眠っていた。
シャワーを浴びたばかりの杠葉はそんな恋人の額にそっとキスをして囁きかける。
「森永君、素直になれないユズはね……もりながにもっともっと強引になってほしいの……」
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