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コスプレ応援団長を夜露死苦!/先生×ちびヤンキー
「何か気迫が足りないんだよねぇ」
札付きの悪が揃う嵐ヶ原学園、そこの応援団、団長の三ツ矢 は真正面にのほほんと立つ教師をぎっと睨みつけた。
「てめぇっ俺のどこが気迫足りてねぇっつぅんだよ、コラ!? しばくぞ!?」
「三ツ矢団長を馬鹿にすんじゃねぇぞ、ああ!?」
「見た目は小せぇがハートは十万馬力なんだぞ!?」
学ランを肌蹴させた、とても十代には見えない団員達を背後にずらりと控えさせた三ツ矢、その身長は。
百六十にも達していない。
産休に入った前顧問の鬼瓦先生の代わりに新顧問となった国語教師の古巣 に、三ツ矢は、噛みつく。
ちなみに古巣の身長は百八十四センチ、だ。
「てめぇ、自分が無駄にでかいからって三ツ矢団長をコケにすんじゃねぇぞ!?」
「そりゃあ、ファミレスでお子様ランチ頼んだって店員に特に何も注意されねぇ団長だが、オムライスにぶっ刺さってる旗を集めるようなお茶目さんなんだぞ、ああ!?」
「うん、別にね、馬鹿にもしていないしコケにもしていないから」
丸眼鏡をかけた古巣は両腕を組んで「うーん」と考えるような仕草をしてみせた。
「とりあえず三ツ矢君、今後の方針について二人きりで話し合おうか?」
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